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衆議院が解散となった21日、日本共産党の各候補は一斉に街頭に立ち「『比例は日本共産党』の大波を起こそう」と訴えました。
宮内聡北海道ブロック比例候補は同日午後、清田区入りし、吉岡ひろ子党清田区市政相談室長とともに区内団地前で街頭演説に臨み、「8月30日投票が確定した総選挙で自公政治を退場に追い込み、新しい政治をつくってほしいという願いを日本共産党に託してください」と呼びかけ、「北海道で比例の議席を勝ち取り、国会で働かせてください」と訴えました。
さらに宮内氏は「新しい国会では『建設的野党』として国民のみなさんのため仕事をします」と決意をのべ、「比例代表で日本共産党へ大きなご支持、ご支援を」と訴えました。
日本共産党清田区女性後援会は17日、岡ちはる衆院比例候補を迎え「女性のつどい」を開き、こうしたつどいに初めて参加した子育て中の若い母親ら30人が参加しました。
岡氏はさまざまな資料を用いて政治のゆがみを解説、「今度の選挙はいのちと暮らしを守るため負けられない選挙です」と党への支援を呼びかけました。
参加した若い母親らは「政治に関心なかったけれど将来の子育てや年金について勉強になった。しっかり考え行動したい」と感想をのべていました。
18日開かれた清田区介護保険学習会には利用者と家族、介護従事者をはじめ63人が参加、介護や介護保険への区民の関心の高さが示されました。
まず、北海道勤労者在宅医療福祉協会の鹿野氏が「どうなる介護保険?!」と題して講演しました。
鹿野氏は、「増加するニーズに対して国の費用抑制政策で、『介護崩壊』ともいえる事態が進行」と現状を報告、「人手不足と事業者の経営難が進行し、利用者は『保険あって介護なし』の深刻な状態。国は介護報酬を3%引き上げたが『適正化』名のもとに介護認定システムを改悪、全国で『軽度判定化』や利用制限が深刻に」と指摘しました。そして、根本に社会保障費抑制政策があるとし、国や自治体への運動強めようと呼びかけ、社会保障財源を口実にした消費税増税許さず医療や福祉を充実させるため国の政治の変革が求められていると、来るべき総選挙の意義を介護事業者の立場から訴えました。
平岡在住の佐藤さんは、利用者家族の立場から、「使いづらく受けづらい」介護保険の実態を報告、「住みなれたところで安心して老後を迎えられるようにするには、介護のありかたを抜本的に見直すべき」と強調しました。
また、勤医協月寒在宅センターの職員が介護者の立場から深刻な現場の実態を報告しました。
そのあと参加者は質疑応答を交え、意見交流しました。
最後に、清田区に計画されている「高齢者住宅」(10月オープン予定)について、勤医協高齢者住宅開設準備室の栄坂さんから説明がありました。
休日とあって若者が目立ち、わざわざビラを受け取りに近寄り「オレは“共産党系”だけど旭川の両親にも頼んでおくよ」と言う青年など、解散・総選挙が具体的に決まった中で関心も高く、温かい反応がありました。
日本共産党吉岡ひろ子清田区市政相談室長も清田区後援会や清田区女性後援会員らとそろいの黄色のジャンバー姿で狸小路の「練り歩き」に参加し、「今度の総選挙で日本共産党を伸ばし、自公政治を退場させましょう」とハンドマイクで訴えました。
サル芝居―と思った人も多かったろう。解散直前に開かれた自民党両院議員懇談会と代議士会は、失笑ものだった▼麻生首相が支持率低下への反省をのべ、麻生おろしの急先鋒だった中川秀直元幹事長が「いい発言だった」と麻生氏と握手。末期を迎えた政権党の虚しさが見えた▼問題は麻生発言の中身だ。仲間うちへの「反省」はあっても、政治の混迷と雇用・社会保障破壊について、国民への謝罪はなかった。ないどころか、解散後の記者会見では消費税増税さえ言明した▼百害あって一利なしの自公政権。総選挙は彼らに退場を求める絶好の機会だ。日本共産党の前進こそ、自公政治の息の根を止める決定的な審判となろう。(康)
「清田区新聞」09年07月26日付より