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郡山総一郎さんの写真集に、じゅうたん工場で働いている2歳にも満たないパキスタンの子どもの写真がありました。
まだおむつもとれていないようなその子のあどけない表情に魅かれ、書類ファイルに貼り付け、持ち歩いています。
この子は今、何歳になり、どんな生活をしているのかと、時々思います。
先週号(7月19日号)の「しんぶん赤旗」日曜版に黒柳徹子さんのネパール訪問の記事がありました。カラーの写真が生きています。
働く子どものためのセンター前で黒柳さんを迎える20人あまりの子どもたち。一番前の女の子は家事労働で雇われている6〜7歳の女の子。元少女兵の女の子もいます。
子どもたちや見守る大人の表情、眼差しがあたたかい。
一瞬の輝きをとらえる写真の力は偉大だなあ、と思います。
国民一人当たりの年間所得がわずか3万5千円(07年)という貧しいネパールの国だけでなく、この日本でも「貧困」は子どもたちに影を落としています。
「子どもは日本の宝、社会の宝」と胸をはっていえる新しい日本を築くためには、やっぱり国の政治を変えなければなりません。
きのう、衆議院が解散、いよいよ決戦の火蓋が切られました。
子どもたちの笑顔を守るためならエネルギーも湧いてくるというものです。
(7月22日記)
「清田区新聞」09年07月26日付より