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国の政治をすすめているのはもしかしたらモンスター? 宇宙人? と、ある記事を見て我が目を疑いました。
厚労省は4月から介護保険の介護判断基準を大幅に後退させようとしている、との「しんぶん赤旗」の報道です。
いままでは「全介助」が必要だった重度の寝たきり状態や、点滴のみで栄養をとっていた人を介助なしの「自立」と判断する、というのです。認定調査員の新テキストに記載されている――と。
なぜなのか? 寝たままや食べないのだから介護は必要ないとでもいうのでしょうか。
あまりにもひどすぎます。
どう判定すべきか、介護福祉士も悩むでしょう。国家資格をもつ介護福祉士47万人のうち働いているの27万人。労働条件が悪いためなどですが、「優しさ」が通用しない判断基準改悪で、ますます働きづらくなるでしょう。
(2月18日記)
「清田区新聞」09年02月22日付より