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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

心ひとつに第一歩を

あー あまりにもひどい。

これが1億2千万人の国民を代表する一国の総理大臣の最初の所信表明とは――。

「日本は強くあらねばならない。明るくなければならない。」

上目使いでダミ声で国民のくらしや苦悩に心を馳せるのではなく、まずは何よりも「強くあらねばならない」を強調。就任わずか4日間の中山元国交相の言動や思想をも考えるとますます時代錯誤の内閣の顔ぶれに唖然としてしまいます。

中山元国交相が辞任後にしゃあしゃあとインタビューに答え、「いやぁ、みんな同じことを思ってるんですよ。言わないだけです。」

考えてみれば納得です。

「靖国派」なんて一般の良識も常識も全く及ばない異常な国粋主義者なのですから。

18人のうち半分以上が靖国派の大臣に悪代官も顔負けの麻生総理では、これから何が起きるのかわかりませんし、このままでいいはずがありません。

選挙臨戦体制であっという間に夜になり一日が過ぎていきます。

夜遅く会議をしている最中、私のケータイが鳴りました。着メロの「パッヘルベルのカノン」という曲に合わせて友人2人がなにやら踊りだしました。

笑いも忘れず、心ひとつに、国民が主人公の新しい政権のための一歩を、大きく踏み出さねばと思います。

(10月01日記)

「清田区新聞」08年10月05日付より