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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

政治の貧困痛感する4月

4月は何かと忙しい月です。

中でも、お金のお足の忙しいこと。すさまじい速さで財布から逃げ出していくのは手のほどこしようがありません。

子どもの高校の入学式に行って唖然としたこと。担任の先生は、1時間ほどその7〜8割をお金の話に費やしました。私立で、未集金も増え大変なのでしょうが、卒業するまでに奨学金と減免制度を活用する家庭は6割にもなっているという話。

それなのに、2年の秋にある修学旅行の行き先は25万円もかけてオーストラリアです。

100%に近い子どもたちが入学し、義務教育に準じる状況の高校での親の負担は、異常としかいいようがありません。

日本の教育費における個人の負担はOECD30カ国のうち、アメリカ、オーストラリアに次ぐ3番目の高さです。大学では58・8%が私的負担。世界でもっとも学力が高い調査結果のでたフィンランドでの公的負担は97%です。

仕事は不安定、教育費は高い。これでは少子化がすすむのも当然のど真ん中です。

4月15日、後期高齢者医療制度の保険料年金天引きとも重ね、改めて政治の貧困を痛感する4月となりました。

「清田区新聞」08年04月20日付より