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吉岡ひろ子の市政情報

吉岡ひろ子

札幌市議会定例会終わる

札幌市議会

2決算議案問題点を指摘

井上議員が討論で反対

札幌市議会の第3回定例会は最終日の2日、決算議案と戦争遺跡保存の陳情、18件の意見書案の採決を行いました。

日本共産党は決算議案7件のうち、「2006年度各会計歳入歳出決算」と「高速電車事業会計決算」の2件について、反対しました。七つの議案はいずれも賛成多数で議決されました。

本会議の討論で、日本共産党の井上ひさ子市議は二つの議案に反対する理由をのべました。

井上氏は「各会計歳入歳出決算」について、「国保科の値上げと資格証明書の大量発行、介護保険の予防給付に58億円もの未支出を残したことは認められない」「3月末現在、資格証明書の発行は1万1,960件にのぼっている。資格証明書発行は十分な資力がありながら滞納している悪質な加入者に限るべきであり、滞納世帯であっても子どもに対しては無条件で保険診療を受けられる対策をとるべきだ」と迫りました。

「高速電車事業会計決算」について、井上氏は「地下鉄職員の安易な削減と業務委託の拡大はすべきでない」と強く主張しました。


自衛隊の給油活動 新法にも反対

札幌市議会が意見書

札幌市議会第3回定例会本会議では、子ども医療費助成に対するペナルティーをやめるよう国に強く求める意見書など16件を可決、原子カ発電所の耐震対策の抜本的な見直しを求める意見書など2件を否決しました。

日本共産党などが提出したテロ特措法の延長・新法制定に反対する意見書は、自民・公両両党が反対したものの、それ以外の会派が賛成し可決されました。

同意見書は「インド洋に派遣されている海上自衛隊の給油活動の実態は、大義なきアフガン戦争とイラク戦争の支援」「平和憲法を持つ日本は、テロの要因となる貧困や格差などの問題を解決する道を示すべきであり」「延長も新法制定も行わず、速やかに海上自衛隊を撤退」させるよう求めています。


「北の大本営」戦争遺跡保存を

本会議で伊藤札幌市議 陳情3件に賛成討論

戦時中、東北、北海道から千島、サハリンまでを管轄し「北の大本営」とよばれていた戦争遺跡の「北部軍司令部防空指揮所」(札幌市豊平区)の保存を求める3件の陳情が2日、札幌市議会本会議で審議され、日本共産党の伊藤りち子議員は「貴重な遺跡であり、保存すべきだ」と賛成討論しました。陳情は共産党など4会派が賛成、民主・市民、自民、公明の反対で否決されました。

遺跡を調査した伊藤氏は、同指揮所がまるでSF映画に出てくる要さいのようで、周囲の民家が吹き飛ばされ、燃えつきても戦争を続ける機能を守るうという「本当に恐ろしい施設です」と強調。産業考古学会などの調査でも、「堅牢(ろう)な壁材に支えられた平面天井を持つ形式は、現存する戦史遺構のなかでは全国的にも珍しい貴重な遺構」と高く評価されていると指摘しました。

伊藤氏は、沖縄のガマや、広島の原爆ドーム、長野県の松代大本営は、平和を考える貴重な戦跡になっているとし、「戦争の事実を正しく後世に伝える、歴史的、文化的、教育的価値のある戦跡を保存すべきです」と力説しました。

「しんぶん赤旗」07年11月04日付「北海道のページ」より構成


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