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吉岡ひろ子の市政情報

吉岡ひろ子

07年第3回定例会で岩村議員が代表質問

札幌市議会

岩村議員が代表質問


家庭ごみ有料中止に

減量化こそ努力尽くして

札幌市議会第三回定例会で三日、日本共産党の岩村米子議員が代表質問に立ち、家庭ごみ有料化問題など市政の諸問題について質問しました。

上田文雄市長が家庭ごみ有料化の実施計画を発表したことについて岩村市議は、「市民から大きな怒りの声があがっています」と述べ、再質問、再々質問をしながら有料化反対の立場で追及しました。

岩村市議は「消費者に処理費用を負担させるごみ有料化ではなく、製造者が処理費用を負担する拡大生産者責任を実施することで、ごみになりにくい製品が生産され、ごみの発生が抑制されます」と指摘。

減量化への市の取り組みが不十分であることを示して、「努力をつくしたと言えない現状で有料化を提案しても、市民の理解を得られない」とただしました。

上田市長は「拡大生産者責任の徹底は、ごみ発生抑制に効果が期待できる」としながら、「製造、事業者、市民、行政がそれぞれ適切な役割を果たすことが必要」とすりかえました。

市の減量化の努力については「新たな減量施策」を行うとする一方、有料化の考えをあらためて示しました。

75歳以上医療制度凍結を

岩村米子議員は後期高齢者医療制度について、「医療保険と介護保険料合わせて毎月一万円以上はあまりにも過酷」「保険料を払えない人から保険証を収り上げるのは、命にかかわる」として、高齢者に重い負担となる制度の凍結を国に働きかけるよう迫りました。また、同制度の方針に携わる「広域連合の議員である上田文雄市長は、市民の声を代表して発言してほしい」と求めました。

中田博幸副市長は「高齢者が安心して医療を受けられる制度の実現に力を尽くす」と答弁。保険証を取り上げる「資格証明書」交付は「広域連合と十分協議して慎重に対応」するとのべました。

札幌市では、一時保護が長期化している児童相談所の児童・生徒について、講師による学習支援を週三日実施、場所は食堂が使われています。

ほかの政令市では週五日か六日の学習時間が設定されています。教員配置がなく、報償費による講師に依存している政令市は札幌だけです。

岩村議員は「一時保護の児童・生徒の学習時間は最小限、月曜日から金曜日まで場所は専用教室を設け、学習指導者の身分上の改善も行うべき」だと追及しました。

奥岡文夫教育長は「学習支援のあり方や休制づくりについて、総合的な見地から協議を進めたい」と答弁しました。

このほか岩村市議はこの日の代表質問で、「市長の政治姿勢」「昨年度の主要事業の決算および財政問題」「産婦人科医療」「季節労働者の雇用対策」「子どもの権利条約」についても市民の立場で質問しました。

「しんぶん赤旗」07年10月04日、05日付「北海道のページ」より編集

参照 ≫07年第3回定例議会での岩村米子議員の代表質問=市議団HP