Since 2007/03/08
カウンタ

日本共産党
清田区市政相談室
(吉岡ひろ子事務所)
〒004-0832
札幌市清田区真栄2条1丁目8-7
TEL:
011-888-6777
FAX:
011-888-6776

吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

アレンさんの「青春」をくり返させない

4日の「アレン・ネルソンさんと平和を語るつどい」。清田区発信で「憲法9条守りたい」思いが見事に色とりどり紡がれたつどいでした。昨年六月『その時わたしの手の中に赤ん坊が』の本を読んでからずっと熱望していた講演会です。つどいのあとの交流会では握手と会話(?)もでき、たたかいのエネルギーをいっぱいもらいました。

アレンさんは米海兵隊員としてベトナム戦争で襲撃した村で偶然出産に出くわし、その手のひらに赤ん坊を産み落とされるという衝撃的な体験が、生き方を180度変えたのでした。戦争後遺症で十数年深く心を病み、克服してから約10年、語り部として戦争や軍隊の悲惨さ、愚かさを伝え、憲法9条を守ろうと、日本全国を行脚しています。

日本ではいま、格差と貧困の広がりのなかでワーキングプアやホームレス一歩手前の若ものたちが増えてきています。もし憲法九条がなくなったら、アレンさんがかつてそうであったように、貧困から抜け出すためには軍隊か戦争しか打開策がなくなるのではないか。日本の若ものにアレンさんの「青春」をくり返させるわけにはいきません。

安倍首相は憲法を5年以内に変える、そのための手続き法である国民投票法案を5月3日までに成立させる、と言っています。そのまっただなかのいっせい地方選挙が、戦争と平和をめぐる情勢を大きく方向づけます。

7割の人たちの「9条守って」の願いを受けとめられる候補は、清田区の市議選では日本共産党の吉岡ひろ子ただ一人です。絶対に負けられない2007年の春の陣、勝利の女神がニッコリ微笑むその時まで、全力でたたかいぬきます。

「清田区新聞」07年03月11日付より