新型肺炎検査体制強化・拡充を
党札幌市議団が市長に緊急要請
新型コロナウイルスの感染が拡大し、札幌市内での感染患者の報告を受け、日本共産党市議団は2月21日、市民に迅速で正確な情報提供、検査体制の強化・拡充をはかるよう秋元克広市長に緊急に申し入れました。
村上仁団長は、公共交通をはじめ濃厚接触の高い交通機関、高齢者や子どもの利用が多い福祉施設の感染防止策を講じるよう要望。①市民が適切な行動がとれるよう迅速で正確な情報提供を行う②市民からの感染症に関する相談に十分対応できるよう相談体制を強化する③民間医療機関に協力を要請し、感染者の受け入れ体制を整える④今後、ウイルス感染を判定するPCR検査が集中することを考慮し、札幌市衛生研究所はじめ検査体制の強化・拡充する⑤高齢者や子どもなど抵抗力の弱い人が利用する福祉施設などへの感染防止策を講じる⑥感染者対応の職員や公共交通など感染者との接触がありうる部署の職員の感染防止、万全の対策をとる―を求めました。
「しんぶん赤旗」2月26日付より(要旨)
年金者組合支部が学習会
介護、医療の後退は許さない
2月23日、年金者組合札幌清田支部が新年会を兼ねて介護保険問題をテーマに学習会を開き、約30人が参加しました。
新型肺炎感染予防のため事前に会場を消毒。手指消毒も実施し、万全を期しました。
札幌社会保障推進協の村井事務局長が政府の「全世代型社会保障改革」の問題点について講演。介護制度の改悪反対を世論に訴えるよう呼びかけました。
市民と野党で新しい政権へ
寒気つき「総がかり行動」
「桜を見る会」私物化、新型肺炎の対応の遅れなど日本の危機を広げている安倍政権を打倒し、市民と野党で新しい政権をと、2月19日、「総がかり行動」がくり広げられました。
寒気のなか札幌駅前に200人が駆けつけ「改憲をとめる 平和をまもる」の横断幕やプラカードを掲げ、市民にアピールしました。
道平和運動フォーラムの長田秀樹代表は「安倍首相の虚偽答弁が次々明らかになり、政権は末期症状。隠ぺいと改ざん、腐敗した安倍政権を一刻も早く退陣に追い込もう」と呼びかけました。
道憲法共同センター小室正範事務局長は「アメリカいいなりで海外に派兵する安倍政権が続けば日本は危険な方向に向かう。改憲発議に反対する署名を進めよう」と訴えました。
室蘭工業大学の清末愛砂准教授は、安倍首相がヤジを飛ばし、国会を紛糾させたことに「議会制民主主義を否定し、憲法を軽視するものにほかならない」と批判。「叩けば叩くほどほこりが出てくる安倍政権をもう終わりにしましょう」と力を込めました。
日本共産党の畠山和也前衆院議員らも参加しました。
「しんぶん赤旗」2月21日付より(要旨)
いのち、くらし第一の政治に
吉岡市議と後援会が訴え
日本共産党の吉岡弘子市議は、2月18日に始まった札幌市議会第1回定例会が約1兆円にのぼる札幌市の一般会計予算案などの審議など重要な議会であること、新型コロナウイルスの感染の拡大など、札幌市としても緊急の対策を強める必要があることなど、日本共産党札幌市議団の取り組みや国政の重大問題などを区民に訴えています。
また議会活動などを報告する「吉岡ひろ子だより」第3号を発行し配布を始めています。
2月23日には美しが丘の食品スーパー前で買い物客らに、26日には大谷地バスターミナルなどに向かうバスが多く通る平岡の道道沿いで通勤客らに後援会員とともに訴えました。吉岡市議は安倍政権の国政私物化、感染症対策の不真面目さ、疑惑隠し、検察人事への介入、増税強行などを批判。総選挙での日本共産党への支援を訴えました。
新型肺炎ホテル「早く収束して」
畠山さん、関係者と懇談
北海道で新型コロナウイルスの感染者が新たに発生した2月21日、日本共産党の畠山和也前衆院議員は、ホテルと旅館の経営者らでつくる道ホテル旅館生活衛生同業組合などを訪れ、状況を聞きました。
「がたっと落ちました」とこぼすのは、同業組合の河口勝仁専務理事。北海道の冬の一大イベント「さっぽろ雪まつり」が前年比で3割近く約71万人と激減しました。
「インバウンド(外国人の訪日旅行)は大打撃。韓国(日韓関係悪化)でダメージ、コロナでダメージ」と話し、「先が見えないから困ります」と窮状を訴えました。
市内のあるホテル総支配人の男性は、3月のスポーツイベントで宿泊予定だった大学関係者からキャンセルの連絡が入ったと打ち明け「100人ぐらいの受け入れを予定していた」と肩を落としました。マスクや消毒液を一定確保したものの、「どれだけ効果があるか」と不安をのべ、「5月以降、道内のスポーツ団体や修学旅行が入ってきます。早く収束してほしいと願うばかりです」と訴えました。
畠山さんは「感染拡大の防止、重症化させないための検査と体制の充実が必要です」とのべ、政府に専門家の英知を総結集し、財政出動を抜本的に強化するよう求めていきたいと表明しました。
「しんぶん赤旗」2月22日付より(要旨)
不屈の生涯 多喜二をしのぶ
〝戦前回帰〟に警鐘
2月22日、小樽市で小林多喜二の没後87年「小樽多喜二祭」(同実行委員会主催)の記念のつどいが開かれました。元文部科学事務次官の前川喜平さんが「安倍政権下の教育」をテーマに講演。約450人が会場をいっぱいにし、ロビーにはモニターも設けられました。
寺井勝夫実行委共同代表は「あらゆる困難や弾圧にも屈しなかった多喜二の生涯は、決して過去のものではなく、今日の情勢に生々しく生き返っている」とあいさつしました。
「多喜二が亡くなった時代にまた近づいているのではないか」と危機感を示した前川さんは、安倍政権の行政私物化を批判するとともに、〝戦前回帰〟の動きに警鐘を鳴らしました。「戦前は国のために命を捨てることを惜しまない、天皇に尽くす人を育てる『教育』だった。戦後は一人ひとりが尊厳ある個人として育ち、社会を担うことが大事との考えに変わった」と強調。安倍政権の「道徳」教科化について、「教科書は自己犠牲を強いる内容が満載だ。教育勅語の復活が政権の狙い」と指摘しました
「しんぶん赤旗」2月26日付より(要旨)