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みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

エッセイ「お元気ですか」

「空振り」ではなく「素振り」

息をのむような九州豪雨の被害が連日報道されています。

亡くなられた方々に心からのお悔やみを申し上げ、被害を受けたみなさまに慎んでお見舞いをもうしあげます。

13日現在で14県105河川が氾濫。土砂災害は27府県317件が確認され72人が亡くなっています。

熊本県球磨川付近では、1時間110ミリメートルの降水量を記録。同じく八代市では氾濫した河川沿いの避難所が浸水し機能しない事態が相次ぐ。ある被災者は「8年で3回目の床上浸水。体力より心が折れそうだ」と。

NHKスペシャルでは、命を守るための「避難のスイッチ」をどうすれば「オン」にできるのかを解説しました。

「緊急避難アラート」が10回「素振り」だったとしても、それは11回目に生かされるのだと専門家は「空振り」ではなくヒットのための「素振り」だと強調します。

行政とともに、みんなの知恵で災害から命を守るのが何より大事です。

あわせて豪雨が頻発する大きな原因は「地球の温暖化」にあると言われており、私たちにとってはまさに死活問題ですが、安倍政権は情けない程後ろ向きです。

猛暑とコロナと災害復旧を同時に乗り越えなければならない被災者のために、私は何ができるのだろうか。

(7月14日記)

「清田区新聞」20年7月19日付より

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