ページタイトル「清流だより」日本共産党吉岡弘子のホームページ
みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

エッセイ「お元気ですか」

朝鮮学校のある街から

先日平岡にある北海道朝鮮初中高級学校で、アンニョンフェスタがありました。アンニョンフェスタといえば、美味しいキムチの即売が大人気。

お昼過ぎには日朝議員がステージに立ち、私もその一員として紹介されました。

札幌市議会の日朝議連は、自民、社会、公明、共産の超党派による議員で1977年に発足され今日に至っています。

朝鮮学校を支える会のメンバーによると、超党派の議連があることで札幌市の朝鮮学校への対応も違うといいます。

札幌は少額ですが助成していますが、大阪のように全額カットした都市もあるとの事。

しかしインターナショナルスクールなどが高校無償化の対象となる中、朝鮮学校は未だ除外されています。

同じ日本に住み学んでいる子どもたちが、朝鮮国籍だからといって差別されています。

ところが、「差別」は身近な所にも。区役所などに置いてある「清田区マップ」に朝鮮学校の名前が掲載されていなかったのです。理由は、小中高大学のように、学校教育法第1条校でないからと――。

支える会のメンバーが「これは差別だ。名前の記載をすべき」と声を上げ、来年度からは記載されることになりました。

風に吹かれるチマチョゴリが、この街から消えたのはいつ頃だったでしょうか。

(10月1日記)

「清田区新聞」19年10月06日付より

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