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みんなが笑顔で暮らせる街に 日本共産党札幌市議会議員 吉岡弘子

エッセイ「お元気ですか」

キツネとの共生

今夏、住宅地へのクマの出没が激しく、札幌市は頭を抱えています。南区では夜に怖くて外出できないという地域もあります。

うちの事務所には、クマではなくキツネの相談が続けて2件寄せられました。

キツネといえば、2年前に三里塚公園に数匹が居着いたため、侵入を防ぐのにネットを張ったニュースが思い出されます。

身近で愛らしく、絵本などにも良く登場するキツネですが、糞に混入しているエキノコックスという寄生虫によるエキノコックス症に人が感染したら大変です。今年に入って北海道では12人の新しい患者が見つかっています。

ある公園のそばにはキツネが穴を作っています。地域の方々が毎日糞の除去をしていますが、子どもが遊ぶ公園ですから、エキノコックス症の感染を考えると心配なのは当然です。

家庭菜園を作っている方は、良く洗うか熱を通して口に入れるようにしているそうですが、それでも心配です。

先週末、前記した公園で町内会の秋まつりが開かれました。焼きそば、焼き鳥などの出店もあり、大勢の老若男女で賑わいました。

こうなるとさすがにキツネは姿を見せません。「お祭り」並に効果的な対策はないものかと、頭を悩ませています。

(9月3日記)

「清田区新聞」19年9月8日付より

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