ページタイトル「清流だより」日本共産党吉岡ひろ子のホームページ
ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

樺戸集治館

国道36号線の早朝宣伝に参加し、急いで老人クラブの秋の日帰り旅行に行きました。

町内会館前を出発し、月形樺戸博物館を見学、沼田町ほろしん温泉で昼食をとり、道の駅には何カ所か寄り、帰りは5時近くになりました。

月形樺戸博物館からは、JR北海道が一部区間を廃止したいとしている札沼線の月形駅が見えました。

博物館は、3つの建物があり、その一つが明治から大正にかけて、39年間刑務所だった「旧樺戸集治館本庁舎」です。廃館後、町役場として使用し、1972年に博物館として開館しました。

樺戸集治館には、政治囚も多く、中には秩父事件の農民志士も収監されていました。

明治19年、国道12号線を作るために、樺戸集治館から500人の囚人がかり出され、わずか90日で、87.9kmの道路を完成させましたが、作られた道路の幅は2mだったため、すぐに三笠の空知集治館の囚人も加え改修工事に取りかかりました。

私たちの身近にある国道12号線が、明治の半ばに囚人や朝鮮人の苦役によって作られていた事を知りました。

その頃の清田区は、豊かな水源を活用し、開拓農家が米作りに挑戦していたのだろうかと、思いを巡らしながら、「採水地札幌市清田区清田」と書かれたミネラルウオーターで喉を潤しました。

「清田区新聞」18年10月21日付より

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