10月2日、市議会代表質問で、小形かおり市議(中央区選出)が清田区の地震被害の問題を取り上げました。
罹災証明書発行の9割を超える世帯が、具体的な支援のない「一部損壊」であるとして、被害の実態にそくした本市独自の支援策を求めたことを受け、秋元市長は「今後も検討する」と回答。
また、9月13日の住民説明会で、「毎年地盤沈下していたが市は塗装の塗り直し程度しかしてこなかった」と住民から訴えがあったことを示し、「札幌市の対応に問題はなかったのか、2003年の十勝沖地震の液状化の経験を踏まえ、地盤調査の必要性があったのではないか」と追求しました。
市長は「液状化は地下水位が高く、土の粒子が細かく均一な地盤に、地震の強い揺れが加わって発生するものであり、日常の道路沈下とは事象が異なるものと考えている」と、実に冷たい態度です。
5日、「清田区交通問題を考える会」が市の「出前講座」を開き、「札幌市まちづくりアクションプラン2015」を学ぶ機会を得ました。「目指す札幌の姿」として、「人を大事にする」を原点に据えると書かれていました。
これから市議会では「地震対策」の突っ込んだ審議が始まります。被災した住民を「大事にする」よう働きかけ続けます。
(10月9日記)