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ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

8月

平岡公園の蝉時雨を聞きながら、40年前を思い出しました。当時は家の近くに農業試験所の水田があり、夏が近づくとカエルの声が毎日のように聞こえました。雨の日子どもと散歩に出かけると、道路の上をカエルが気持ち良きそうに跳びはねていたものでした。

「かえるのあまがさぴちぱたぽん」という歌があって、今でも雨の中を歩くと、その歌を思い出すのです。

雨は作物を育て、生命の源ですが、最近は豪雨災害を連想してしまいます。

大地を叩きつけるような夕立や豪雨は、今の社会を映しているような気さえします。

広島、長崎に原爆が落とされた8月がやってきました。

今年も開かれた原水爆禁止世界大会には、オーストリアやメキシコの政府代表が「人類の生存のために核兵器廃絶を。核兵器禁止条約の発効を」と呼びかけました。

条約は50カ国批准したら90日後に発効。現在14カ国。

日本政府は批准も調印もせず、安倍首相は記念式典挨拶で「核兵器禁止条約」について一言も触れずじまいです。

広島アピールには、ノーベル平和賞授賞式での被爆者サーロー節子さんの演説から引用しています。

「諦めるな。押し続けろ。光が見えるだろう。そこに向かって這っていけ」

心に残る言葉です。

「清田区新聞」18年8月12日、19日合併号より

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