比例23万寄せられた期待を胸に刻み
憲法、原発、消費税、モリカケ疑惑、JR…
たたかいはこれから
選挙結果を受け、決意をのべる畠山さんと川部さん(右側)、本間さん(左側)=23日、札幌駅前(写真はブログ「市民とともに~川部竜二」より)
22日投開票の総選挙で日本共産党は20議席から12議席へと後退。北海道では畠山和也さんの議席を失う結果となりました。
市民と野党の共闘を大方針に据え、3野党が協力してたたかい、3区・荒井さとし候補の勝利など立憲民主党が躍進。選挙直前の民進党が希望の党に合流する逆流のなか、日本共産党の大義に立った方針は共闘勢力の前進への貢献となりました。
2017年総選挙比例代表の得票とこれまでの得票
| 2017年衆院比例 | 2014年衆院比例 | 2012年衆院比例 |
得票数 | 得票率 | 得票数 | 得票率 | 得票数 | 得票率 |
清田区 | 4,615 | 7.8% | 6,516 | 12.0% | 3,491 | 6.4% |
北海道 | 230,316 | 8.5% | 302,251 | 12.1% | 182,968 | 7.0% |
日本共産党北海道委員会は23日、「比例選挙は現有議席を守る事ができず、畠山和也の議席を失う痛恨の結果」とし、「心からお詫び」しつつ、「野党共闘の勝利と日本共産党の躍進の一体的追求」は新しい探求の課題として総括を進めるとし、憲法改悪を許さないたたかいなど「広範な道民との『共同』をいっそう強める決意」を表明。党の自力不足を痛感したとし、「強大な党をつくること」を呼びかけ、「捲土重来を期して奮闘する決意」を表明しました。
23日朝、選挙結果を受け、畠山和也、川部竜二、本間勝美の各比例候補が札幌駅前で宣伝し、畠山さんは「与党が多くの議席を占めたもとで憲法改悪反対などたたかいはまさにこれから」と指摘。「今回の選挙で築いた市民と野党の共闘は大きな財産であり、これを発展させたたかいを広げよう」と呼びかけました。
市民と野党の絆
荒井さとしさん 当選!
自民党候補を破り当選を果たした荒井さん(中央)と川部さん(左側)、山口さん(右側)=22日夜、荒井さとし選対本部(写真はブログ「市民とともに~川部竜二」より)
3区の野党統一候補としてたたかった立憲民主党の荒井さとし候補は22日夜、3区の立候補を取り下げた日本共産党の川部竜二さんも見守る中「当確」を決め、荒井さん、川部さんは、ともにたたかった「3区市民の会」の山口たか共同代表と喜びのバンザイ。市民と野党の「新しい絆」の成果でした。
23日、荒井さんから3区の各地区委員会に「日本共産支部ならびに後援会の皆様が託して下さった思いに恥じること無きよう、立憲主義と平和憲法を守り、子どもたちの未来を守る政治を実現するため全身全霊で挑む覚悟です」とするメッセージが届きました。
吉岡ひろ子さんが決意
共闘の財産育て捲土重来を
「北海道の宝の議席を失ったことは残念。捲土重来を期します」とのべる吉岡さん=24日、地下鉄南郷18丁目駅頭
清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子清田区市政相談室長は24日朝、地下鉄南郷18丁目駅頭で22日投開票の総選挙の結果について報告し、3区での野党統一候補の荒井さとしさんの当選を喜び、そこで築かれた市民と野党の共闘の財産をさらに発展させると表明し、比例では、北海道の畠山和也さんの宝の議席を失った結果について「残念です」と力不足を詫び、「捲土重来を期す」決意をのべました。
吉岡さんは今回の選挙で、選挙直前の民進党の希望の党への重大な逆流のなか、市民と野党の協力を優先して全国67の小選挙区で候補を取り下げ、3区でも川部竜二さんを降ろして候補の一本化をはかり、市民と野党の共闘勢力の前進に貢献したが、党にとって難しいたたかいであったとのべ、「清田区では6千5百票から4千6百票へと比例の得票を減らし、党の力不足を痛感しました。日本共産党を、より大きく強くしていく先頭に立ちます。日本共産党は新たな国会で公約実現のため頑張ります。憲法改悪反対や北朝鮮問題、消費税や社会保障、暮らしと経済、安倍首相の疑惑解明など、運動の課題は重大。みなさんとともに、草の根からのたたかいを強めます」と決意をのべました。
「原子力なんて必要ない」2500人が声をあげる
「再稼働ノー」「原発いらない」
2500人が参加し「原発いらない」と声をあげた集会=9日、大通公園
9日、「STOP再稼働! さようなら原発北海道集会」が大通公園で開かれ、2500人が集まり「自然とともに生きるなら原子力なんて必要ない」とアピールしました。
呼びかけ人の小野有五北大名誉教授や西尾正道北海道がんセンター名誉院長、浅田信二道生協連会長らが発言。小野教授は「北海道は電力の余裕がある地域。原発はまったく必要ない。一日も早く泊原発は廃炉へ」と強調しました。
参加者は集会後札幌中心街をデモ行進しました。
「怒りの行動」30人余がアピール
「安倍政権の憲法9条改憲にノーの声を突きつけよう」とアピールする人たち=9日、道銀前交差点
せない清田区民の会」は9日昼、国道36号線と厚別滝野公園通が交差する道銀前交差点で、戦争法、共謀罪、秘密保護法などの違憲立法の廃止と憲法改悪に反対する「怒りの行動」に取り組み、加盟団体、個人ら30人余が参加しました。
参加者は交差点を挟んで横断幕やパネルを掲げ、加盟団体代表らが「総選挙で安倍政治を終わらせよう」「核兵器禁止条約に署名する政府をつくろう」などとアピールしました。