〔ニュースと活動報告〕

札幌市議会第２回定例会は７月17日、一般会計補正予算案などを可決し閉会しました。

日本共産党の太田秀子市議（東区選出）は補正予算案などへの反対討論に立ちました。

太田市議は、秋元克広市長が国の大型開発優先の都市開発を率先しておこなうため都心部や周辺地区再整備に多額の税金を投入しようとしていると指摘。個人情報漏えいの危険性を高めるマイナンバー制導入と、国保料など市民負担を増やす一方で数百億円もかかる「都心アクセス道路」の検討調査費を計上していることを反対理由にあげました。

補正予算案は自民、民主、公明などの賛成で可決されました。

坂本恭子市議（北区選出）は、日本共産党、民主党・市民連合・市民ネットワーク提出の「安全保障法案の廃案を求める意見書」の賛成討論に立ちました。

坂本市議は、「憲法も民意も踏みつけにする戦争法案の衆院通過の強行を絶対許すわけにはいかない」とし、議場に居並ぶ全議員に「市議会に問われているのは、独裁政治に向かおうとしている現政権に対し、議会制民主主義・立憲主義・法治主義、国民主権の本来の姿を取り戻させることだ」と同意見書の採択を訴えました。

意見書案は自民、公明両党の反対で１票差で否決されました。

参議院での戦争法案審議が始まりました。

安倍政権を国民の圧倒的な声で包囲し、この法案を参院段階で廃案に追い込もうと、道内でも幅広い層が行動を呼びかけています。

北海道憲法会議・北海道憲法改悪反対共同センターの「戦争法案廃案！　フライデーアクション」は８月７日、21日、28日、午後６時30分に大通西３丁目に集合し市街中心部をデモ行進します。

「安保関連法案に反対するママの会＠北海道」は、８月９日午前10時半、大通西３丁目で「ＭＯＴＨＥＲＳ　ＡＧＡＩＮＳＴ　ＷＡＲ　８・９ピースパレード」をおこないます。

８月15日、「北海道若者憲法集会・憲法ちょしたらわやだべや」が午前10時から午後１時まで「かでる２・７」で開かれ、分科会・全体会の後、デモ行進します。

清田区の日本共産党後援会と吉岡ひろ子清田区市政相談室長は、戦争法案廃案・撤回へ運動を強めようと全力をあげています。

定例宣伝の７月26日の美しが丘のフードＤ前宣伝には後援会員ら８人、28日の地下鉄南郷18丁目駅頭宣伝には７人が参加し街頭宣伝をおこないました。

吉岡さんらは冒頭、砂川市議の飲酒運転事故問題に触れ「あってはならないこと、許されない」「お詫びしたい」と謝罪の言葉をのべ、戦争法案の審議が参議院で始まることについて、安倍政権は、圧倒的世論に追い詰められ、行き詰っているとし、「あくまでも廃案、撤回に追い込むため、ともにたたかいましょう」と呼びかけました。

７月26日午後、「戦争させない、絶対させない清田区民の会」の人たちが「怒りの行動」にとりくみました。個人・団体から17人が参加し、ときおり小雨がぱらつくなか「戦争法案ストップ」の大型パネルや横断幕などをかかげ「憲法違反の戦争法案は廃案に追い込みましょう」などと訴えました。

同会は、衆院の委員会強行採決の日（７月15日）にちなみ、５のつく日を「怒りの５の日」として宣伝活動をおこないます（ただし８月５日はヒロシマデーの６日に変更）。また、清田区革新懇の８月の平和行動に合同でとりくみます。

いずれも昼、12時30分に国道36号線沿いの西友前に集合するとのことです。