地方選前半戦
吉岡さん惜敗 256票差まで迫る
候補を先頭にした大奮闘が可能性切り開く
選挙戦の結果を報告し、安倍暴走政権と対決してたたかう決意をのべる吉岡さんと後援会員=13日、真栄バス停前
12日投票のいっせい地方選前半戦で日本共産党は全国的に躍進し、北海道では道議が1から4議席へ、札幌市議が5から8議席へと躍進しました。明るい革新道政をつくる会が支持した佐藤のりゆき知事候補も善戦し、党公認の春木ちえ札幌市長候補も健闘しました。
清田区では、市議会の議席に3度目の挑戦をした吉岡ひろ子候補がどの候補よりも明快に選挙戦の意義や争点を示し論戦をリード。他党派の支持層にも切り込み、7千票の壁を突破し現実に議席を争う善戦を展開、前回から1012票のばし、最下位当選者との差を2183票差から一気に256票差までつめ、当選ラインに迫ったものの、惜しくも次点となりました。
「今度こそ吉岡さんを市議に」との期待に応えられなかった点で「残念な結果で、党の力不足。申し訳ない」(選対幹部)としつつも、今回の結果は「候補を先頭とした奮闘が清田区の政治的力関係を変える可能性を切り開いた」(同)特筆すべき前進といえます。
今後、訴えた政策の実現に奮闘するとともに、その可能性を現実のものとできるよう、党の政治的、組織的強化が求められています。
吉岡さんさっそく街頭から報告
選挙の結果をうけ、吉岡ひろ子さんは、投票日翌日の13日朝、真栄バス停で街頭に立ち結果を報告。支持・支援に感謝をのべ「期待に応えられずおわびします。公約実現の先頭に、安倍政権の暴走ストップの運動の先頭に立ってがんばります」と決意をのべました。
翌14日朝にも地下鉄南郷18丁目駅頭で訴えました。
いっせい地方選挙前半戦にご支援・ご奮闘いただいた読者・後援会員、党員のみなさんに心からのお礼を申し上げます。
清田区の札幌市議選で吉岡ひろ子候補は前回より1012票伸ばし、最下位当選者に256票差まで迫りましたが、もう一歩及ばず惜敗することとなりました。ご期待に応えられなかった力不足をおわびいたします。
吉岡候補が獲得した7046票は、ここ十数年の地方選挙、国政選挙のいずれも上まわり、清田区で現実に議席を争うという局面を切りひらき、次の選挙につながる大健闘といえるものです。この成果を力に、強く大きな党の組織をつくってまいります。
ひきつづき、いっせい地方選挙後半戦へのご支援をお願いし、お礼の言葉といたします。
日本共産党札幌豊平・清田・南地区委員会
地方選挙闘争本部・本部長 池田 博
年金者組合清田支部
「年金削減戻せ!」と行動
雨の中を宣伝する年金者組合の人たち=15日、西友清田店前
全日本年金者組合札幌清田支部は年金支給日の15日、金融機関の支店が集中する平岡1の1交差点=西友前で年金削減反対、最低保障年金制度確立と社会保障充実を求める「年金支給日行動」をおこないました。
あいにくの強い雨とあって、ビラ配布や署名はできませんでしたが、10人ほどの組合員が「消費税によらない最低保障年金制度を!」の横断幕をかかげ、ハンドマイクで「年金者組合は『特例水準』2・5%削減を戻させるため裁判闘争を準備しています。2・5%削減は社会保障大改悪の入口です」などとのべ、「社会保障を守るためともに立ち上がろう」と呼びかけました。
党の躍進に確信し前へ
吉岡選対が「ご苦労さん会」
札幌市議選の結果を受け、13日夜、吉岡ひろ子選対本部が呼びかけて「ご苦労さん会」が開かれました(写真下)。これには吉岡ひろ子候補を支えて奮闘した事務所・候補カースタッフや支持者ら55人が参加し、吉岡さんの労をねぎらい、奮闘をたたえ合いました。
多田和夫選対本部長が選挙結果について報告。「あと一歩及ばなかった残念な結果。力不足をおわびしたい。しかし7千票の大台を突破し、256票と迫ったことは大きな成果。これに確信をもち党に力をつけていきたい」とのべました。
感謝と決意をのべる吉岡さん=13日、区民センター
大奮闘した吉岡さんは「多くの人の支えに感謝しています。当選を夢見てきた期待に応えられず、一歩及ばなかったのは本当に悔しい。でも全国、全道、全市で躍進し、自分も持てる最大限の力を出せたと実感できたので悔いはない。確実に議席を取れる党をつくる先頭に立つ」とのべ、大きな拍手につつまれました。
参加者は選挙戦の感想や思いをこもごも語り合いました。
増税やめて! 暮らし守って!
年金支給日新婦人が署名行動
新日本婦人の会清田支部は年金支給日の15日朝、国道36号線沿いにある北海道銀行清田支店前で「消費増税中止」「国保料の引き下げ」の署名活動をおこないました。(写真)
年金引き出しに訪れた高齢者らが次々足を止め「年金が下げられて困ってる」などと、署名に応じていました。