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ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

何を選択するか――

ギリシャの財政危機による、欧州連合からの緊縮提案に対しての国民投票が連日報道されています。

この間、ギリシャ国民の年金は半分に、失業率は全体で25%、若者は50%という高率、付加価値税は23%。

緊縮提案の中味はさらなる年金削減、日本での消費税にあたる付加価値税の増税だといわれています。

ギリシャの国民投票と平行して、日本では2020年のオリンピックのメイン会場の「新国立競技場」の建設費が問題になっています。その額2520億円!

東京都知事も入っている有識者会議で決まったといいますが、全く腹の立つことです。

札幌市も大型公共事業が増大しています。

北1西1、北8西1など総事業950億円の公共事業、五輪誘致となれば、多額の税金が注がれます。

今年の市の予算は札幌史上初めての9000億円超で、市債は994億円予算付けされています。

無駄な大型公共事業は、子どもたちに「借金」という負の遺産を渡すことになってしまいます。

小さい存在である私たち、そして子どもたち、一人ひとりが大切にされる社会にするために、何を選択するか――「戦争法案」はじめ、多くの事が今問われています。

(07月08日記)

「清田区新聞」15年07月12日付より