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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

信教の自由

先日お葬式に参列しました。

故人をしんみりと偲ぶいいお葬式でした。

お坊さんの説教は、心に染みいってくるお話でした。

「人にはいつか必ず死はやってくるが、自分に身近な人ほど悲しみは深く、受け入れがたい。お通夜というのは、その悲しみを受け入れるためにある。死は必ずくるものだからこそ、今日を大切に生きなければならない――」。

吉岡の家は、浄土真宗西本願寺派、私の実家は曹洞宗。

ところが、父が生きている間は、父の養父母が信仰していた天理教を奉っていました。

お正月やお祭りになれば、神社に行って、お葬式は仏教で、結婚式はキリスト教という場合も少なくないでしょう。

憲法第20条では「信教の自由、国の宗教活動の禁止」をうたっています。

特定の宗教に、国が特権を与えることはできません。

明治時代以来「国家と神道」が結びつき、それを利用した結果が、侵略戦争を拡大させました。その苦い経験を私たちは忘れてはならないと思います。

「内閣総理大臣」として、靖国神社に奉納や参拝することは、「特定の宗教」にお墨付きを与えることではないでしょうか――。

ましてや、靖国神社は、第二次世界大戦を、「正義の戦争」と賛美し、戦犯を奉っている「侵略戦争」の象徴ともいえる施設です――。

無宗教の私ですが、義母の形見の、サンゴの数珠は大切に持っています。

(06月25日記)

「清田区新聞」14年06月29日付より