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今年も成人式会場の清田区体育館前で、「成人おめでとう宣伝」をしました。
あでやかな振り袖や黒いスーツに身を包んだ新成人が、楽しげに或いは緊張の面持ちで私たちの前を通りすぎました。
我が家の末子の成人式でもあり、地域のPTAつながりの2組の親子に会いました。
前日の13日夜に、ささやかなお祝いをしました。
じっくり煮込んだおでんと小学校の運動会おなじみのいなり寿司やのり巻きをテーブルにのせ、息子と私はジュースで、痛風でアルコール断ちをしている夫は久しぶりのビールで乾杯しました。
いちごを乗せたデコレーションケーキも作りました。
翌日には息子は東京に帰リました。
「これだから息子が帰ってくると太るんだ――」と思いつつ、息子のために作ったケーキもおしるこも、4分の3は結局わたしのお腹に片付けられました。
好物だと思って用意したものもそうでなかったり、家を出て5年にもなると、親と子の距離も序々に遠くなっていることに改めて気づかされもしました。
子どもは背中の羽を広げ新天地を求めて飛び立ちます。
息子にとってはいくつになっても札幌が、清田区が故郷であることに変わりはありません。
もしも羽が傷つき飛べなくなったときには、アシリベツ川の清流を抱く故郷清田区に帰ってこい〜よ。
甘いかな――。
(01月16日記)
「清田区新聞」13年01月20日付より