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日本共産党
清田区市政相談室
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WEB「清田区新聞」

札幌市議会代表質問

介護保険料滞納者への

苛酷な給付制限ただす

市電ループ化

2014年度着工へ

日本共産党の宮川潤札幌市議は16日、第2回定例市議会で代表質問に立ち、原発に対する上田文雄市長の政治姿勢や防災の強化、介護、国民健康保険料を1万円引き下げること、子どもに関わる問題、市が抱える基金の活用などをただしました。

泊原発プルサーマル計画

「凍結すべき」市長明言

代表質問に立つ宮川市議代表質問に立つ宮川市議=16日、札幌市議会

人口192万の札幌市は、泊原発から市中心部までわずか70キロ程度で、市民の不安が高まっています。一方、北電は5月、東日本大震災後では全国で初めて、MOX燃料の検査を経産省に申請。2012年度までに同原発3号機でのプルサーマル計画を強行しようとしています。

宮川市議は、福島原発の事故を受け、世論調査で、原発の縮減・廃止を求める声が半数を超えていると指摘。原発の安全性と核廃棄物に対する市長の見解を求め、泊原発のプルサーマル計画について、「反対を明らかにし、関係機関に訴えるべきだ」と迫りました。

これに対して上田市長は「『絶対安全』とはありえない」「核廃棄物の処理・処分方法の技術は確立していない」と述べ、プルサーマル計画は「凍結すべきだ」と答弁。関係機関に申し入れる意向を示しました。

さらに宮川市議は、路面電車の延伸の日程を質問。上田市長は既設線のループ化に言及し、「平成26年度(2014年度)に着工したい」と答えました。

また宮川市議は、介護保険料滞納者が「3割負担」などの処分を受けている問題を追及。介護認定を受けながら、給付制限されている市民は136人に及び、そのうち介護保険利用者は26人(19%)にとどまる実態を告発し、苛酷な処分はやめるよう求めました。

生島典明副市長は、「給付制限は、介護保険料の負担の公平性から、制度上必要」と強弁。宮川氏は再質問し、「必要な介護を受けることは基本的人権だ」と強調しました。

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吉岡さん宮城県で災害支援

泥だしに奮闘する吉岡ひろ子さん被災地で泥だしに奮闘する吉岡ひろ子さん=15日、気仙沼市

日本共産党豊平・清田・南地区委員会から宮城県気仙沼市に派遣された第一次救援ボランティアの5人は予定の行動を済ませ18日に帰札しました。

同ボランティアに加わった党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんは「この体験をいっそうの救援強化に役立てたい」と、報告会を計画しています。当面の計画として28日午後1時半から清田区民センター(和室)で報告集会(党清田区委員会が主催)を開くことにしています。

党地区委員会は引き続き気仙沼市での救援活動を続けていくとして「資金、物資の集約とボランティアの募集にいっそうのご支援をお願いします」と呼びかけています。

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吉岡ひろ子さん街頭で訴え

被災者の声生かす復興を

救援ポランティアの報告、原発問題、市議会論戦などを報告する吉岡さん救援ポランティアの報告、原発問題、市議会論戦などを報告する吉岡さん=21日、真栄バス停前

日本共産党清田区後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は21日朝、国道36号線沿いの真栄バス停前で通勤客らに街頭宣伝を行いました。

吉岡さんは12日から18日まで宮城県への震災救援ボランティアに参加した体験を報告。「頭越しでなく被災者の声が生きる復興こそ被災地の願い。そのため党は全力尽くします」とのべ、原発問題、定例札幌市議会での論戦などを報告しました。

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小出京大助教が講演市民ら800人

19日、核戦争に反対する北海道医師・歯科医師の会が総会・講演会を開催し、会場に入りきれないほどの800人が参加、原発問題への関心の高さを示しました。

京大原子炉実験所助教の小出裕章さんが「核・原子力問題の真実―福島原発事故から見えてくるもの」と題して講演。「3・11で世界は変わった。放射線は生物とは相容れない。子どもたちを守るために我々には覚悟が必要だ」と強調しました。

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救援ボランティアの報告

求められる救援活動の強化

強烈な異臭の中での仕事

気仙沼の被災地

気仙沼に着いた2日と3日目は、津波にあい辛うじて建物が残った党気仙沼市委員会事務所の泥出しの作業を行ないました。

事務所のまわりや床下には、海底のヘドロや魚などが運び込まれ、それが腐敗して吐き気がする強烈な匂いを発します。そのため消臭マスクをしながらの作業です。

30分作業して小休止、そういうペースでしなければ、できないくらい大変な仕事でした。

私たちの小さな援助が被災者の復興する力に

4日と5日目は、港のそばにある食堂の泥出しと清掃作業を行ないました。

食堂は漁師と港で働く人が利用しており、津波は2階の天井まで達し、1階部分は数波の津波によって泥だらけとなり泥が何層にもなっていました。

80歳の女性店主は、私たちの作業によって泥だらけだった家が少しずつ綺麗になって行くのを見て顔の表情が明るくなり、昼食休憩の時には、子どもの頃に北海道の幾春別(三笠市)に住んでいた時の生活体験を懐かしそうに話してくれました。

店主は「泥だらけの家を見てしばらく何もやる気がしなかった」と話していました。

食堂の再開には多くの困難があり無理かも知れませんが、店主自ら雑巾を持って拭きはじめたことに、困難はあるけど前向きに生きようとする被災者の姿に触れ、必ず復興はできることを確信しました。

私たちは勇気づけられボランティアに来たことに喜びを感じました。

今後救援・復興支援の活動の発展が求められている

震災ボランティアに参加しませんか

次の日程で第2次、第3次のボランティア(各4人)を宮城県気仙沼市に派遣します。

  • ■第2次 7月12日〜17日
  • ■第3次 8月17日〜23日

内容などの問い合わせは地区委員会までご連絡を。

電話:831-1909

男性は最初から最後まで泥出しと清掃作業でしたが、引き続きこの作業は必要です。

いま壊れた家を片付け、改修して住みたい人、避難所から出たいという人、商売を再開したい人が増えてきているなど、被災者の要望も多様になってきています。

今回から被災地住民を訪ね、住民の様々な要望や意見などを聞く「アンケート・御用聞き」活動にとりくみましたが、今後このような活動がもっと大事になってきます。また被災者の要望に合った支援物資の援助も求められています。

ぜひ、気仙沼市へのボランティア活動に参加を呼びかけます。

(池田)

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コラムコラム「清風」

大震災・原発対応に紛れるように大政翼賛政治が周到に進んでいる。比例定数削減と憲法改正だ。凝りもしない国民の目くらまし戦術で▼世界の選挙制度は二大政党制から比例重視に舵を切っているのに民も自も小党排除の比例削減を競い合う。民意無視、反民主主義の永田町の論理だけが大手を振るっている▼憲法改正のハードルを低くする目論みも急を告げている。いつでも改正に踏み出せる発議条項の改悪で積年の悲願を復興のどさくさに仕上げてしまう魂胆だ▼無党派層が半数を超える政治不信の極みの中で、消費増税、普天間ゴリ押しなどの強行も許されない。担い手も支持者も着実に広げる日常活動の重みが突きつけられている。(俊)

「清田区新聞」11年06月26日付より