Since 2007/03/08
日本共産党と後援会は、財界とアメリカ言いなりの自公政治はすでに破たんしたとし、「今年こそ政治の中身を変える年に」と、総選挙での前進をめざし、新年早々から立ちあがっています。
清田区の日本共産党と後援会の元日宣伝が一日午前、初詣の人たちでにぎわう厚別神社下でおこなわれ、紙智子参院議員、吉岡ひろ子党清田区市政相談室長らが訴え、後援会の人たちが「ほっかい新報」号外を配りました。
村岡忠義党清田区後援会会長が「北海道の衆院議席を必ず回復する年にしたい」とあいさつ。吉岡氏は札幌市が子どもの権利条例を制定した成果などに言及し、「お年寄りや子どもが幸せになれる市政にするためがんばります」と決意をのべました。
紙参院議員は大企業の「派遣切り」をきびしく批判したあと、汚染米の不正流通問題にふれ、「安心・安全な食料は日本の大地から」と強調。雇用を守るたたかいが広がっている新しい情勢を語り、「五日からの通常国会で、国民生活を守るため、全力をあげます」と訴えました。
手を振って通る人や、立ち止まって聞き入り、拍手する人の姿もありました。
日本共産党北海道委員会は5日夜、札幌市内で「2009年党旗びらき」を行ないました。道薬剤師会、千島歯舞諸島居住者連盟など各界の代表と労働組合・民主団体役員、党関係者ら150人が参加、懇親を深めました。
あいさつに立った西野敏郭道委員長は、貧困と格差の広がりのなか、財界とアメリカ言いなりの政治がもはや破たんし、新しいルールある社会をという日本共産党の主張が国民に浸透してきていると指摘、「総選挙で日本共産党が伸びることが国民本位の政治への新しい一歩を切り開くことになることを全道民規模で訴え、衆院議席を回復したい」と決意を表明しました。
北海道ウタリ協会、道労連などの来賓あいさつのあと、宮内聡、岡ちはる(2区重複)、おぎう和敏(6区)、さとう昭子(9区)、渡辺ゆかり(11区)の各衆院比例候補、松井ひであき1区候補が紹介され、宮内候補が決意表明しました。
この日始まった通常国会から駆けつけた紙智子、大門実紀史(みきし)両参院議員がそれぞれあいさつしました。
新年早々、活動にダッシュをかける清田区の日本共産党と後援会は、多くの企業や官公庁の「仕事始め」の5日と定例宣伝の日の6日に国道三十六号線沿いにある道銀清田支店前で朝の通勤時宣伝を行ないました。
5日には後援会員ら六人が参加、役員が代わるがわる「経済危機を口実に大企業が雇用を破壊し、非正規雇用労働者らが寒空に放り出されている」と訴え、「今年こそ政治の中身を変える年にしよう」と呼びかけました。
6日の宣伝には吉岡ひろ子党清田区市政相談室長ら4人が参加、マイクを取った吉岡氏は「『年越し派遣村』に『派遣切り』にあって仕事も住居も失った500人の労働者が集まり、全国からボランティアや支援金、物資が集まり連帯と団結が広がった」と述べ、「今日の事態は『政治災害』であり政治の責任が問われている」と指摘、「麻生政権はもはや漂流状態。民主党も党略優先の姿勢だが事態は党派を超えて打開策を求めている」とし、「緊急の対策を政治の責任で取らせるために全力尽くす」と述べ「必ず総選挙のある今年こそ共産党の北海道の衆院議席を奪回し、新しい政治への一歩を踏み出そう」と呼びかけました。
年末年始、「派遣切り」で職と住を失った労働者を支援した「年越し派遣村」。利用した人500人、ボランティア延べ1700人、カンパ2300万円。人々の温かい心と連帯意識を感じさせる▼だが自民党の先生はそうは思わない。「本当にまじめに働こうとしている人たちが集まっているのか」。総務省の仕事始めで坂本政務官がはいた暴言だ▼批判され陳謝した言葉がまたこうだ。「実態をよく把握しないまま発言した」。実態を知らない? 昨年10月には大企業の「派遣切り」が大問題になってたのに?▼自公政権は、国民の生活とこんなにも乖離しているのだ。(お)
「清田区新聞」09年01月11日付より