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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

老人福祉センター入浴有料に思う

Sさんから怒りの電話が掛かってきたのは数ヶ月前の事。

「清田にある老人福祉センターのお風呂が有料になる話がでている。そのアンケートが有料先にありきで頭にきた」

そのアンケートの結果です。

有料は仕方ない
42.3%
反対
41.5%

有料にするとしたらいくらか? 400円、300円、200円からの選択で一番多かったのが200円で22.9%でした。ところが設定しなかった100円と記入した方が11.9%もいたのです。

10月6日市議会厚生常任委員会で来年4月からの入浴料を200円とすることが採択されました。反対は共産党の村上議員(厚別区)ひとりです。

村上議員は言います。

「無料なら独居で引きこもりがちのお年寄りも行きやすい。私の周りには1000円で4〜5日生活できるひとたちがいっぱいいる。有料化したら利用者が2割減ると言われているが、ますます格差を広げてしまう。受益者負担は福祉施設の精神になじまない。お年寄りがもっと積極的に利用し、健康で長生きしてもらうための施設として有料化に反対」と。

有料化による収入は全市で3000万円。あす、8日の本会議で悔しいけれど採決されるでしょう。弱者から、社会への扉がひとつまた奪われてしまいます。

(10月7日記)

「清田区新聞」09年10月11日付より