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札幌市清田区の新日本婦人の会、年金者組合、日本共産党は13日、区内の銀行各支店が集中する真栄交差点付近で街頭宣伝と署名行動をおこない、「後期高齢者医療制度を廃止させよう」と訴えました。
新婦人清田支部が銀行が開く午前９時から14人が参加してビラを配り署名を呼びかけると、お年寄りなどが次々と署名、56筆が集まりました。
続いて９時40分からは日本共産党が署名行動に取り組み11人が参加。党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんらが「自民・公明は部分的な手直しで国民の怒りをかわそうとしているが、医療費抑制のため年齢で差別医療を持ち込む根本が間違った制度。参院で採択された廃止法案を衆院で徹底審議して成立を」と訴え、47人が署名しました。
10時半からは年全者組合清田支部が行動、18人の組合員がそろいのハッピをきて参加しました。大塚卓冶支部長、吉野昭夫書記長、村岡忠義副支部長らがハンドマイクで訴えると買い物客など43人が署名しました。北広島市の男性は「保険料は前より上がった。本当に腹が立つ」と怒りの声を上げていました。
清田区内の五つの地域「九条の会」でつくる清田区九条の会連絡会は15日、「９条世界会議」報告会を開き26人が参加しました。（写真）
５月に開かれた「９条世界会議」には清田区から真野さん（平岡九条の会）、永島さん（真栄九条の会）など５人が参加。松崎さん（里美九条の会）の司会ですすめられた報告会では、のべ２万人余が参加した「９条世界会議」の模様を５人がそれぞれ報告しました。
会員らのカンパで参加した大学生・工藤さん、島崎さんは、「憲法九条は世界に本当に誇れる宝だということが実感できた。戦争を起こさせないためには日頃から平和を学び運動することが大事だと思った。これからはみなさんに『若者もなかなかやるな』と思われるようがんばりたい」（工藤さん）、「軍事力を強め大企業を優先して貧困と格差をひろげる日本の権力者では平和を守れない。憲法九条を捨てようとする人たちに対抗して、草の根から憲法九条を守る平和の運動を広げることが大切だと思った」（島崎さん）とそれぞれ感想と決意を語りました。
最後に河原さん（真栄九条の会）が九条の会の呼びかけ人の一人で憲法研究者の奥平康弘さんを迎えて７月に開く「平和のための講演とコンサート」成功のため力をつくそうと呼びかけました。
日本共産党清田区後援会と党市政相談室長の吉岡ひろ子さんは17日朝の定例の街頭宣伝で、参院で可決し衆院に送られた野党共同提出の後期高齢者医療制度廃止法案が、問責決議をめぐる民主党など他の野党の党略的対応で審議入りできない現状を訴え、「世論を強め必ず成立させましょう」と呼びかけました。（写真）
先日朝のＮＨＫニュースで大沼公園の忘れな草の空色の群落。ロマンチックな名前はドイツの悲恋物語にちなむとか。季節は行きつ戻りつしながらもさまざまな花々を競い合わせる▼なのに、花々を愛（め）でるいとまを奪う、心も凍るできごとが続く。絶望した狂気は理不尽な死を撒き散らす。「死」「殺」という言葉がネット上に氾濫し、「個」はばらばらにされ孤立を深め、他者への無関心が社会を覆っているかのようだ▼差別と分断、孤立も絶望も支配者のあくなき欲望がそれを望み、もたらしたものだ。しかし、わたしたちは知っているのだ。「連帯」という言葉を。そして根源に迫るたたかいが始まっていることを。（代）
「清田区新聞」08年06月22日付より
