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日本共産党清田区後援会と吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は26日朝、地下鉄南郷18丁目駅頭で4・4演説会の案内をおこない、後援会員ら5人が参加しました。
吉岡ひろ子さんは、開催中の札幌市議会で審議されている予算案で、乳幼児医療費の就学前無料化や中小業者への無担保無保証融資の拡大、平和事業の強化など、市民とともに共産党が取り組んできた要求が実現したことを紹介する一方、福祉灯油には後ろ向きで家庭ごみ有料化を進めようとしている市の姿勢も批判、議会内外で奮闘する決意をのべました。
また、海上自衛隊イージス艦の漁船衝突事件に厳しく抗議、海のルール無視、「そこのけそこのけ軍艦が通る」という軍事優先、人命軽視の姿勢を批判、不明父子の徹底捜索と、隠ぺいを許さぬ真相究明を求めました。
さらに沖縄の米海兵隊員の少女暴行事件にもふれ、基地被害の根絶には日本を占領地同然においている「日米同盟」を問いなおさなければならないと指摘、アメリカ追随、大企業優先を改め、命を大事にする政治を実現するためにも日本共産党が大きくなることが必要だと訴え、市田書記局長を迎えて開かれる演説会にこぞって参加を、と呼びかけました。
2月26日、札幌市議会厚生委員会で、日本共産党札幌市議団が提案した「福祉灯油助成条例案」と継続審議となっていた「福祉灯油の実施を求める陳情」は日本共産党を除く会派の反対で不採択となりました。
各会派は、質疑では「市長判断で早急な実施を求める」(自民)、「影響が広がり続けるなかで適切な対応が必要」(民主)などと必要性を認めたものの、採択では反対理由をまともに示さず反対しました。
日本共産党の岩村米子議員は市民生活の実情をあげながら、市長が「弱者を徹底的に守る」と公約に掲げているとし「公約違反ではないか」と追及。市側は「厳しい財政状況のなかで効果も含めて考えた施策。公約に反してはいない」と強弁していました。
傍聴者は「必要性を認めておきながら、なんで切実な願いを受け止めてくれないのか」と憤りをあらわにしていました。
札幌市議会第一回定例会で2月21日、日本共産党の坂本恭子議員が代表質問に立ち、上田文雄市長に①輸入食品の安全性にかかわる問題②新年度予算案③原油高騰に伴う緊急支援策④ごみ問題⑤後期高齢者医療制度⑥国民健康保険⑦地域経済対策⑧市立幼稚園の廃止計画⑨入札・契約制度―についてただしました。
坂本議員は若者の雇用対策について、「非正規雇用に応じるしか勤め口がない若者たちが、将来展望を持てず、能力や可能性を発揮できないことは国家的な重大間題」と指摘、「市内の若者を正規雇用した企業に工事のほか、物品・役務も対象にした政策入札制度を試行的にでも実施して正規雇用を促進すべき」と迫りました。
上田市長は「政策入札は客観的な基準づくりに課題が多く試行的な実施は困難」と答えるにとどまりました。
坂本議員は「ごみの発生を抑制するには『拡大生産者責任』の徹底をはかることだ」と強調、「有料化で市民に負担感を与えて一時的にごみ量を減らす方法ではなく、レジ袋削減など市民意識を高める協力・協働の施策を」と再質問、再々質問で市の姿勢を追及しました。
加藤啓世副市長は「レジ袋の削減については新たな計画を検討する」と回答。「有料化の実施については、市民意見交換会等での意見を踏まえて今年度中に決定する計画の中で最終的な結論を出したい」とのべました。
2月20日、清田区民センターで後期高齢者医療制度の「区民説明会」が札幌市の主催で開かれ、高齢者を中心に150人あまりの市民がつめかけました。
市の説明には疑問が噴出、「いつどこで決めたんだ」「こんな説明では納得できない」「質問の時間が不足だ」と次々と発言が続き、時間を延長したものの、けっきょく市民の納得を得られないままとなりました。
先日、40年来の旧友が後期高齢者医療反対署名5筆を持参し「これだけは許せない」と言う。一瞬耳を疑った。「公明党が与党にいて自民党の暴走を抑えている」が持論で、会うたびに論争となり結果はいつも平行線の仲だ▼いわく「年齢で医療を差別するなどとんでもない」「内部で話し合っても納得できない」「まわりの共産党支持者以外の人も怒っている」。そして「百年安心の年金で懲りた」とも▼手元にあった「赤旗」を。「512議会決議、署名310万」。彼は一瞬絶句し「うちの新聞にはこんな記事はないからなぁ…」。ともあれ立場は違っても貧困をなくし格差拡大・増税反対、後期高齢者医療の中止では意見は一致▼「話してもダメだ」と思ってきた自分の至らなさを反省し、旧友との新しい関係に感激しつつ長い握手で別れた。新たな勇気をえた一瞬だった。(村)
「清田区新聞」08年03月02日付より