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「子どもたちの安全のため、横断歩道用白線や標識などを設置して」と清田区の真栄小学校・真栄中学校を校区にもつ町内会などが道警に要望していた通学路安全対策の一部が、近く実現することになりました。この要望は日本共産党道議団も地域の声を届ける対道交渉でとりあげ、実現を働きかけていたものです。
問題の通学路は真栄小学校のグランド前(美しが丘2条1丁目2-10)と同校裏手の真栄1条2丁目36-2の二つの交差点。登下校時多くの児童・生徒が通学するのに横断歩道の白線や車の一時停止ライン、標識もなく、児童が絶えず交通事故に巻き込まれる危険にさらされています。このため清田町内会連合会と東真栄町内会、真栄第三町内会が「真栄小学校付近児童登下校安全確保について」の要望書を道警・豊平警察署に提出していました。
日本共産党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子さんも地域住民から相談をうけて問題を重視。6月12日の共産党道議団と地方議員による道警との交渉に出席し、実現を強く求めました。
この住民要求にたいし、3日、道警から党道議団に真栄小グランド前の道路に「近々、横断歩道の白線と標識を設置するることになった」と口頭で連絡があり、要望の一カ所の実現が明らかになりました。
この問題はHBC(北海道放送)テレビもとりあげ、7月21日朝に現地を取材。東真栄町内の大前弘会長、真栄第三町内会の田崎克典会長らが状況を説明し、「車に子どもたちを認識してもらうため、横断歩道の白線が望ましい」(大前会長)などと語っていました。この取材には、吉岡さんも立ち会いました。これはHBCテレビの3日夕方の番組で放送されました。
吉岡ひろ子さんは「住民の運動の成果です。もう一カ所の交差点の問題も解決し、子どもたちが安心して登下校できるよう力をつくしたい」と語っています。
清田区の清田区革新懇は6日昼、真栄地域の西友清田店前で街頭宣伝と署名活動をおこない、核兵器の廃絶と被爆者への救援、憲法九条を守ろうと訴えました。
宣伝には12人が参加。新婦人の人たちは「核兵器をなくそう」「戦争のない世界を」と書かれたタペストリーをかかげました。
日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長、年金者組合清田支部の村岡忠義副支部長、清田区革新懇の松崎均事務局員らがハンドマイクでそれぞれ訴え、広島被爆62年にあたり、被爆国日本の国民として核兵器を全廃するために全力で運動をすすめる決意をのべました。このなかで、久間前防衛相のアメリカによる原爆投下は「しょうがない」発言を糾弾し、久間発言の裏には、核兵器廃絶や被爆者への救援に消極的な安倍自・公政権の姿勢があると指摘。「核兵器全廃署名、憲法改悪反対署名にご協力を」と呼びかけました。
買い物に来た人たちのなかには、「普段は忘れているけど、きょうテレビで広島の式典の光景をみて涙が出ました」といって署名した年配の女性など、14人が署名しました。
「ススメ ススメ ヘイタイ(兵隊) ススメ…」。小学1年生に入学した時(昭和13年)、手にした文部省の国語の教科書の一節だ。全国の1年生が大きな声で読んだ▼戦地の兵隊さんに慰問文を書いた。昭和16年以降の12月8日には、雪をこいで戦勝祈願の祈りを捧げた。「ほしがりません、勝つまでは」▼7月18日に亡くなった宮本顕治さんは当時、獄中で「侵略戦争反対」を叫んでいた。加藤周一さんはこのことを評して「世界に対し、日本人の名誉を救った」と▼日本人の心を21世紀に繋げたのだ。まもなく終戦から62年の8・15を迎える。(郎)
「清田区新聞」07年08月12日付より