Since 2007/03/08
札幌市議選は8日、投票が行われました。清田区(定数5、立候補6)で初挑戦した吉岡ひろ子さんは、6517票(得票率11・4%)を獲得しましたが次点となり、前回失った日本共産党の議席奪還はなりませんでした。
市議選・清田区 得票・得票率の前回選挙比 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
今回(2007年) | 前回(2003年) | 増 | ||||
吉岡ひろ子 | 得票数 | 得票率 | 得票数 | 得票率 | 得票 | 率 |
6517 | 11.39% | 5753 | 11.38% | 764 | 0.01% |
当選できなかったとはいえ、吉岡さんの得票は前回選挙より得票数で764票増え、得票率もわずかですが0・01%上回る善戦健闘ぶりでした。これは、候補決定の遅れや知名度不足を乗り越えて清田区の党と後援会が全力で奮闘した成果です。また、広く共感を呼んだ吉岡候補の訴えや人柄、自民党候補もとりあげざるを得なかった敬老パス、家庭ゴミ有料化問題など、論戦をリードする政策の正しさの結果です。
この道理のある日本共産党の政策と候補者のすぐれた人柄を、広範な有権者に浸透させ得る、強大な党と後援会をつくることが、今後の課題となっています。
党と後援会は9日夜、後援会活動センターで報告会を開き、いっせい地方選後半戦と7月の参院選挙での前進めざしさらに奮闘することを誓い合いました。
会場は、40人を超える参加者でびっしり。荒木選対本部事務局長の結果の報告、村岡選対本部長、池田地区委員長があいさつ、吉岡さんが感謝の言葉をのべました。(別項)
このあと、参加者が経験交流。当選できなかった悔しさの一方で、どの発言も力いっぱいたたかい前進への足がかりをつくれた確信に満ちたもので、「初めて候補カーに乗ったが、楽しかった」「選挙に行ったことのない夫が、吉岡さんに投票したと孫から聞き嬉しかった」など、感動と笑いのうずまく会となりました。
![]() | 吉岡ひろ子さん 「本当に多くの人たちのがんばりがあって、前回より票を伸ばせました。当選出来なかった悔しさはありますが、さわやかな気分になれました」 |
![]() | 村岡忠義選対本部長 「ご苦労さまでした。残念な結果ですが、今後のたたかいの大きな足がかりをつくったことに、確信をもち、参院選を頑張りましょう」 |
![]() | 池田博地区委員長 「みなさんの奮闘が、候補者決定から短期間で得票が前回を上回る結果を生み出しました。すばらしい奮闘だったと思います」 |
吉岡ひろ子さんは10日早朝、後援会員らとともに、道銀清田店横で早朝宣伝。バス停の通勤客らに選挙結果を報告し支援に感謝するとともに、選挙中3000人と対話し託された願いを実現するため、頑張る決意をのべました。(写真)
清田区革新懇は9日昼、西友清田店前で、9の日行動の宣伝をおこない、安倍自・公政権が衆院通過をねらう改憲手続き法案に反対し、憲法九条を守ろうと訴えました。(写真)
小雨の中の宣伝行動には、吉岡ひろ子さんが市議選の疲れも見せずに参加し、ハンドマイクで、「いまや国際紛争は平和的な外交交渉によって解決するのが世界の流れです。これに逆らい日本をアメリカとともに『海外で戦争する国』にしようという憲法改悪を許さないため、平和を願う国民の声を一つにして改憲手続き法案に反対しましょう」と呼びかけました。
二大政党の“幻想”の中で争点隠しを競い合う自・公・民。「格差」の固定化と“改憲”に血道をあげる裸の王様・安倍晋三▼9条改悪を標的にした国民投票法案は、自・民が対立構図を見せかけながらの出来レースであることは明白だ。「戦争は二度としない」が私たちの誓いだ▼政権側は草の根で広がる「九条の会」に対抗して、改憲組織を起ち上げるという。押し付け憲法論が論拠を失いつつある証左ではないか▼憲法学者・鈴木安蔵らの憲法研究会の憲法草案に焦点を当てた、映画「日本の青空」が完成した。「希望と勇気」の護憲第二章が始まる。(俊)
「清田区新聞」07年04月15日付より