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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

臨時国会開会の日に

好き嫌いの多い息子は小さい頃には、味噌汁の具だけ残したお椀を冷蔵庫に隠したり、テーブルの下に落としたりと、その場限りの悪知恵を働かせていました。好きなものには目がありません。一年ぶりにピザをつくると、よく食べること、食べること。嬉しいぐらい食べてくれます。おいしいものがあると家中が穏やかな気分になり、何とはなしにしあわせ感が漂うものです。

アフガンは緑豊かで8割以上が農民でしたが、戦争と温暖化による土地の砂漠化で見る影もなく国民の半分は飢えています。

1984年以来長期にアフガンに滞在し医療援助や井戸づくりの活動を続けている医師の中村哲さんはこういいます。「アメリカと日本がアフガン戦争で使ったお金は3兆4千5百億円。テロ特措法を延期すれば、今まで自衛隊のことを知らなかった人も(アメリカの支援をしていることを)知ることになり、自衛隊は非常に危険になる。私自身も巻き添えを食らう恐れがあるくらい現地は窮迫していることを日本の人に伝わっていないのが残念。軍事協力しないことが何より意味がある」と。

きょうからいよいよ臨時国会が始まりました。安倍首相が政治生命をかけようがどうしようが、アフガンの人たちからしあわせを奪う権利は私たちにはありません。

今度こそテロ特措法の延長もまやかしの類似法もキッパリ断ちきろうではありませんか。

わが身に引きよせて!

(07年9月10日記)

「清田区新聞」07年09月16日付より