隣接地で訓練
10日からの日米共同習に参加予定のMV22オスプレイと同型機が5日、豪東部沖で墜落し、道民に不安が広がり、高橋はるみ北海道知事など関係自治体首長も相次いで懸念を示しています。
住宅地の隣接地に北海道大演習場の一部が含まれている清田区民にも不安が広がるなか、「清田区要求を実現する会」(齊藤純明代表)は8日午前、清田区役所を訪れ、高橋彰清田区長にオスプレイの訓練と飛行中止を区として道と市に要請する、国に訓練の詳細の説明を求め区民に公表する、国にフライトプランなどの事前公開を求め区民に公表するなどを要望しました。
区役所側は木原市民部長らが応対し、木原部長は「秋元市長が7日に防衛庁などにオスプレイの飛行訓練の中止を訴えた。引き続き情報取集などを行っていきたい」とのべました。
要請に参加した新日本婦人の会清田支部の代表や、同会に政党として参加している日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長らが「事故が相次ぐオスプレイが北海道に飛来し、隣接する演習場で訓練することに清田区民は、事故や騒音など、大きな不安を持っている」と訴えました。
オスプレイ訓練は中止を
2日、日本共産党道議団(真下紀子団長)は高橋はるみ知事に対しオスプレイ訓練の中止と日米共同演習の情報提供を求める要請を行い、橋本彰人危機管理監が対応しました。
8月10日から28日にかけて実施される日米共同演習は陸自1300人、米海兵隊2000人と過去最大規模。北海道に初訓練配備されるMV22オスプレイは、既に事前通告もなく道内をテスト飛行したことが明らかとなり、夜間訓練も実施するとの報道は住民の不安を増大しています。
要請では、夜間訓練は断じて容認できないこと、情報開示を求め、道民に明らかにすること、騒音・振動などの実態を把握し、道民生活の安全と静穏が脅かされないよう緊急の手立をとることを求めています。
「オスプレイ帰れ」