3月7日、清田、真栄、美しが丘地域の8100戸約2万人が被害を受ける大規模な断水事故が発生しました。
私は夕方家に帰ってテレビニュースで事故を知りびっくり。状況をつかむため、給水所を回りました。
公園など8カ所の給水所では、夜になり冷え込む中で、札幌市だけでなく、江別や北広島、小樽の職員、業者の方々が作業にあたっていました。
今回の事故は、管と管をつないでいるボルトが腐食したために、管がはずれて水が漏れたのが原因とのことです。
西区選出の田中啓介市議が議会で取り上げました。
市の規定では、配水管の更新時期は設置から40年ですが、今回は39年で腐食していますから、同じような事故がおきる危険はあり、更新計画を見直す必要があるのではないか。また、市の更新事業は年間60qで、全市の配水管の約1%しかできないため、40年を超えているままの配水管が600kmあるという中で、市民にとって最も重要なライフラインの老朽化対策を早急に行うべきと――。
町内会役員をしている断水地域のある方は、朝の6時に町内の人から「水が出ない!」と電話。一人暮らしの方に水を運んだりしたそうです。
札幌市は暮らしに必要な公共事業にもっと力を入れて欲しい。
(3月14日記)
「清田区新聞」18年3月18日付より