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エッセイ「お元気ですか」

夢は世界平和!

数年前のNHK大河ドラマ「八重の桜」のヒロインで女優の綾瀬はるかさん。

上映中の映画『今夜、ロマンス劇場で』の公開初日の舞台挨拶で、かなえたい夢は――と問われると「オリンピックも開催中ですし、世界平和!」ときっぱりと答えたそう。

そして、笑顔で「みなさんがいつも笑顔ですこやかに過ごせる、そんな世の中がいいです」と。

「まあ、なんて素敵!」と私は思いましたが、『オリコンニュース』では「壮大すぎる願いに周囲があ然」と冷笑するような見出しに。

綾瀬はるかさんは、広島県出身。祖母のお姉さんを原爆で亡くしています。

「綾瀬はるか『戦争』を聞く」というテレビ番組で、実家を訪ねた綾瀬さんに、原爆のことを初めて話した祖母。

姉の遺体を見つけることもできなかった祖母は、「戦争なんか起こさんように、女性がしっかりせなだめなんよ。女性の力で戦争を起こさんいう事をせなだめよ」と語ったといいます。

『オリコンニュース』に対し、「広島県人には普通の言葉で、心からの願いです」「『周囲があ然』というタイトルをつけるメディアにあ然」というツイートも。

「夢は世界の平和!」を嘲笑する風潮を変えるのは私たちひとり一人の行動に委ねられています。

(2月21日記)

「清田区新聞」18年2月25日付より


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