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ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

〔ニュースと活動報告〕

道労連が新春旗開き

無期雇用 当たり前に

道労連が新春旗開き

11日、北海道労働組合総連合(道労連)の「2018年新春旗びらき」が札幌市内で開かれ、「無期雇用が当たり前の社会に」と決意を新たにしました。

あいさつに立った黒澤幸一議長は、各地で開催している無期転換市民講座の旭川教室に参加した非正規雇用の女性が無期雇用をかちとったことを報告。「この女性は、更新しないという契約書にサインさせられていましたが組合と一緒にはね返しました」と力を込めました。

「戦争させない市民の風・北海道」の川原茂雄共同代表は「私も数年前まで道労連加盟の教職員組合の一員でした。市民の風で活動できるのは、組合活勳で民主主義を学んできたからだと確信と誇りを持っています」と語り、「昨年の総選挙で、共闘を進めるうえで道労連の果たした役割は大きかった」とエールを送りました。

立憲民主党の佐々木隆博道代表が参加。「安倍政権のもとで進んでいる労働や農業の分野での規制緩和のなかで格差が広がっています」と指摘、「格差を広げる規制緩和路線には立ち向かわなければ」と道労連の役割への期待を語りました。

日本共産党からは畠山和也前衆院議員(参院選挙区候補予定者)と、真下紀子、佐野弘美、宮川潤、菊地葉子の道議全員、札幌市議団からは田中啓介、平岡大介の両市議が参加し、畠山前議員があいさつしました。


平岡九条の会が講演会

父、母の人生から歴史を

平岡九条の会は12日、恒例の「新春平和講演会」を開きました。講師には山口博教北星学園大学教授を迎え、会員ら17人が参加しました。

真野幹枝世話人が「アレン・ネルソン講演会、奥平康弘講演会で大学施設の会場使用の際に尽力され、一緒に取り組んだ山口先生を迎えたことは大変うれしい」とのべ、「安倍首相が『改憲発議』狙っているいま、この会を9条を守るための契機に」と開会あいさつをしました。

山口教授は冒頭、「北星大で非常勤講師を務めていた元朝日新聞記者の植村隆さんが不当なバッシングを受けた際のみなさんの支援に感謝します」とのべ、「私が受けた平和・憲法教育と習わなかった昭和の戦争」と題して講演しました。

山口教授は惨状のなかから立ち上がった戦後の日本で、50年代までは徹底した平和教育、憲法教育が行われていて、それは、戦前、迫害や弾圧をうけた「自由主義教育」や「生活綴り方」を進めた教育者の影響を受け継ぐものでもあったことを自らの父、母の生い立ち、自らの体験と重ねて解明しました。そして、日米安保体制が成立していくなか、学校で戦争や近現代史を教えなくなり、主権者教育もなおざりにされたと指摘。「父母世代の実体験から戦争の真実を探る、戦争世代の文学から読み解く営みを続けていきたい」とのべました。


くらしと福祉を守る市政へ転換を

日本共産党札幌市議団長伊藤理智子

秋元市政は、就任後、「安全保障関連法」や「原発再稼働」等で自らの考えを明らかにせず、3年目を迎えた現在も、「共謀罪」、「安倍改憲発言」や核兵器禁止条約批准を政府に求めることを明言しないなど、平和と安全に対する市民の願いに応える姿勢とは言えません。

また、400億円を投入して札幌駅交流拠点まちづくり、MICE施設整備等をすすめ、総事業費1000億円を超える都心アクセス道路や「ICT活用戦略」いわゆる情報通信技術の官民による活用など、大型再開発と国の推進する施策に力を入れています。一方で、選挙公約の「子どもの医療費無償化」は今年4月の実施ですが、対象は、小学1年生に留まり、当事者の切実な要望がある「障がい者交通費助成制度」の実現も進みません。さらに、保育料3歳未満の第2子無料化は3900人と対象者が限定されています。高すぎる国民健康保険料の引き下げについても市民の願いに応えないなど、くらしと福祉に冷たい市政となっています。

札幌市議団は、平和とくらし、安全を守る立場に立って市民と一緒に運動をすすめ議会での論戦に全力をあげてきました。

原発に頼らず再生可能エネルギーの拡大を提案型で求めてきました。また、今年の3月には就学援助制度の入学準備金で中学生への支給前倒しを実現し、多くのみなさんに喜んでいただきました。引き続き、小学生にも支給できるように頑張ります。さらに、介護保険制度では要支援は総合事業に移行、利用者が納得したうえで必要なサービスを選択できるようにと求めました。他にも子どもの貧困対策、学校給食費の無償化、民間学童保育所の支援、訪問看護の役割と利用者の負担軽減、雇用施策、ヘイトスピーチを許さない取り組み、LGBTへの理解を促進する施策等求めてきました。

中島公園のトイレで天井が落下した問題では、市内のすべての公園の点検・修繕をすすめること、老朽化したインフラ整備に予算をつけて取り組むことが必要です。JR北海道の高架橋からの落下では、早急に点検・修繕を行うよう市長に申し入れを行いました。

意見書では、民主団体等と協力して、「誰もが安心できる在宅療養が可能となる訪問看護の実現」、「安全・安心の医療・介護の実現と夜勤交代制労働の改善」、「学校給食の無償化」等を採択できました。

議員の海外視察は、2009年から凍結していましたが昨年再開され、自民党、民進党、無所属議員が米国ポートランド市等を訪問しました。札幌市議団は、公費を使った海外視察は行うべきではなく、廃止も検討するべきと求めています。

昨年の10月に行われた総選挙では、市内各区で野党共闘が進み、今までにない取り組みとなりました。

今年も、市政で一致できる政策について、野党共闘を発展させる工夫をし、市民の切実なくらしの課題を前進させるために、参議院選挙・統一地方選挙の勝利を目指して力を尽くします。

(『ほっかい新報』2018年新年号より)

「清田区新聞」18年1月21日付より

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