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ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

ネッシー学説を追い出そう

ホロコーストは、第2次世界大戦で、ナチス・ドイツが、ユダヤ人などに対して、組織的に行った大量虐殺。

2000年、ホロコースト否定論者のイギリスの歴史家が、女性のユダヤ人歴史家を提訴した裁判は、歴史の真実を守る裁判でした。

この実話に基づいた映画「否定と肯定」がアメリカで作られ、全国で上映中です。

憲法学者の木村草太さんは映画のパンフにこう寄稿しています。

「2015年夏、集団的自衛権行使容認の合憲性をめぐり、日本の憲法学者の見解は、違憲9対合憲1程度。しかし1対1の割合で『両論併記」するメディアも多かった。議論の質や比率を無視した『両論併記』は公正でも忠実でもない。私は集団的自衛権の行使は合憲だとする論拠をネッシーに例え、『ネッシーを探すよりも【ネッシーはいる】と主張する有名人を探す方が簡単だ、と解説した。ネッシーがいる証拠を示せなくても、ネッシー学者の主張を毎日聞いていれば、大衆はネッシーの存在に親近感を覚えるようになるだろう。このネッシー学説を追い出すことができるのは、一般の人々の知的誠実さだけだ。社会の未来は一般の人々にかかっている」

と。

今、ネッシー学説を追い出すのは「安倍9条改憲NO!3000万署名」ではないか。

「清田区新聞」18年1月21日付より

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