舛添都知事の「お金の感覚」は目に余ります。
知事として、ここ2年間の海外出張の経費が、2億1305億円。一回あたり2663万円。一回の海外出張で98人の随行員を同行。
知事の海外出張問題を調査・提言しているのは都議会で共産党だけといいます。
ことは海外出張だけではなく、年に48回もの別荘通いに公用車を使用。さらに――。
舛添氏の政治団体が、2013年1月3日、千葉県のホテルで「会議費用」として23万7755円を計上。翌年は13万3345円。
ホテル関係者によると、2回とも会議はなく子ども連れの家族で、高級な部屋に宿泊。舛添氏の頭では「家族旅行」と「会議」が「同意語」なのでしょうか――。
「謝罪会見」ですむ問題ではありません。
政治家の醜さに嫌気がさすなか、高橋千鶴子衆院議員の手記が目にとまりました。
障がい者の願いにそむく「障害者総合支援法」が共産党だけの反対で可決された日のこと。傍聴していた男性が、怒りをこめて法案の問題点を追求した高橋議員の手を握り「ありがとうございます」とぽろぽろと悔し涙をこぼしました。怒りと悔しさの中に「やって良かったと思う日々です―と。
政治家は、こうでなくちゃ――。
(5月18日記)