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ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

かけがえのない命守る政治を

もう30年も前ですが、5歳の長男、4歳の長女と6カ月の二男の3人が小学校区内にある保育園に通っていました。

夕方には、子どもたちの笑顔を疑うことなく、迎えに急いだものです。

今月に入って、東京都と大阪市で1歳2カ月の男児が事故死しました。

東京の施設は中央区日本橋という都心に位置し、複合企業向け、事業所内保育施設。開設時間は7時半から20時半。22時まで延長保育も可――。

もう一方は大阪市淀川区、施設はビルの2階です。

いずれも認可外保育園で、事故はお昼寝中におきました。

両施設は「泣いている子に手を取られて人手がさかれていた」「職員が目の届く範囲でおやつの用意をしていた」と――。大阪の施設では、職員が一人で保育する時間帯があったと、市の調査で違反が判明。

政府は「保育所落ちたの私だ」と怒りの意思を示したママたちに押され、付け焼き刃の待機児童問題の緊急政策を出しました。

一人あたりの保育士がみる子どもの数の配置基準を、国の基準より少なくしている自治体はもっと多く受け入れよ。19人以下の小規模保育の上限を22人に増やせ――と。

現場の声とかけ離れた政策――。

これには、かけがえのない命を守る政治を――と怒りを覚えます。

「清田区新聞」16年04月17日付より

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