13日、「さようなら原発北海道集会」に参加しました。
地質学の小野有五さんと、放射線医学の西尾正道さんのお話は、短時間にも関わらず凝縮されたすばらしい講演でした。
泊原発の近隣、岩内台地は、12.5万年前、地球の温暖期にできた海成段丘(柔らかい地層)です。
その事実は地質学の常識となっているにもかかわらず、北電は「100万年前にできていた」と主張。地質学の常識を否定して、その危険性を認めようとせず、泊原発を再稼働しようとしています。
原子力規制委員会は、適合性審査会委員長の島崎邦彦さんが辞任したとたん、電力会社のこうした主張を飲み込むようになっています。
今、福島県民の年間線量限度は20ミリシーベルト(mSv)ですが、1990年以降ずっと1mSvでした。
異常な基準にされた結果の放射能被害がでるのは、5年後、つまりこれからです。
元副知事の麻田信二さんは、主催者挨拶で、「原発は過渡的なエネルギー。脱原発のエネルギーに移行する」と道の条例にあることを述べました。
泊原発はどの角度から見ても、再稼働はあり得ません。
泊原発8km圏内に住む私たちは、当事者として積極的に対峙しなければなりません。
(3月16日記)