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ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

「笑い」を「怒り」に

36年前、7段飾りの木目込みのひな人形を買いました。

ふっくらした人形の顔立ちに、こちらもつい微笑んでしまう可愛らしさなのですが、押し入れの中に入りっぱなしになってから、何年が経つでしょう。

最近は子どもたちの保育園時代の作品や、友人手作りの人形を下駄箱の上に飾るのが、唯一のひな祭りのコーナーになっています。

3月といえば欠かせないのが「3・8国際女性デー」。

今年の記念講演は、弁護士飯田美弥子さんによる、落語仕立ての「八法亭みややっこの憲法噺」というだけあって、笑いの渦でした。

笑って学んで元気がでる集会でした。

集会の余韻もあって帰る途中も車の中で「あっはっはっ」と笑いは止まりません…。

帰宅後に見たテレビの報道番組「ニュース23」は、震災関連死の問題を取り上げていました。

父親を自殺で失ったキャベツ農家の後継者が、「5年たっても何にも変わっていない。何で原発再稼働か。バカかこの国は。でも自分はこの国に生まれた。父から宿題を受けているような気がする。声を上げないと忘れられる」と――涙を流し怒りを訴えました。

「笑い」でもらった元気を今こそ「怒り」に変えて、声を上げなければと思いました。

「清田区新聞」16年03月13日付より

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