ページタイトル「清流だより」日本共産党吉岡ひろ子のホームページ
ずっと住み続けたい清田区に全力疾走! 日本共産党清田区市政相談室長・吉岡ひろ子です

エッセイ「お元気ですか」

戦争法案

昨日、「戦争法案廃案」の署名をもってKさん宅を訪問しました。

Kさんの叔父さんは、グアム島より遠くにあるメレヨン島で戦死しました。

22の小島でなりたち、現在はウァレアイ環礁と呼ばれ、人口は800人。

1986年にアメリカから独立したミクロネシア連邦に属しています。

1944年2月、日本軍の基地となったメレヨン島に、マリアナの戦いに備えて滑走路を建設しましたが、直後米軍によって爆撃され、食料も喪失しました。

農耕に向かない土地のために、約6千人の日本兵のうち、4493人の餓死・病死者を出しました。

北海道出身兵士の死者は1400人にも上っています。

「父は八十何歳まで生きたけれど、叔父は22~23歳の若さで戦争で命を絶たれてしまった。札幌護国神社で開く慰霊祭には毎年母と行っていたの…」と話してくれました。

一体何のために誰のために、遠くまで行って死ななければならなかったのでしょう。

Kさんは言います。「どうして戦争をやるんだろうね。人間はおろかだよね…」。

だからこそ「戦争はしない」と誓った平和憲法があるのです。

今手放す訳にはいきません。

(06月10日記)

「清田区新聞」15年06月14日付より