共産党8から21に大躍進!
北海道比例で畠山和也さん当選!
全道30万票の大台超え、11年ぶり議席回復
当選が決まり紙智子、大門実紀史参院議員、後援者らと喜ぶ畠山さん(前列中央)=14日、道比例事務所(写真は畠山さんのフェイスブックより)
14日投開票の総選挙で日本共産党は公示前の8議席から21議席へと大躍進しました。また、沖縄では全小選挙区で共同候補が勝利するなど大きな成果をもたらしました。
比例代表選挙で北海道では日本共産党は30万票あまり(12・1%)を獲得し、畠山和也さんが児玉健次さん以来の議席を11年ぶりに見事回復しました。
14日夜、念願の議席奪回を確実とした畠山さんは「児玉健次さん以来の11年ぶりの議席回復は本当にうれしい。『安倍政権の暴走に歯止めをかけてほしい』の願いが込められた議席。頑張っていきたい」と決意を語りました。
吉岡ひろ子さん 大健闘果す
得票数・率とも大幅前進(3区でも清田区でも)
小選挙区3区でも吉岡ひろ子さんが大健闘。3区(白石区・豊平区・清田区)で前回比1.5倍以上の3万票余を獲得。清田区では前回比1.7倍の6,668票を獲得し、北海道比例ブロックでの議席獲得に大きく貢献しました。
吉岡さんはさっそく街頭で選挙結果の報告に立つなど、引き続き頑張っています。
2014年総選挙の得票とこれまでの得票(小選挙区・選挙区)
| 2014年衆院小選挙区 (吉岡ひろ子) | 2013年参院道選挙区 (森つねと) | 2012年衆院小選挙区 (森つねと) |
得票数 | 得票率 | 得票数 | 得票率 | 得票数 | 得票率 |
清田区 | 6,668 | 12.4% | 5,663 | 10.9% | 3,921 | 6.4% |
総得票 | 30,271 (3区) | 12.9% | 272,102 (全道) | 11.3% | 19,705 (3区) | 8.2% |
(比例代表)
| 2014年衆院比例代表 | 2013年参院比例代表 | 2012年衆院比例代表 |
得票数 | 得票率 | 得票数 | 得票率 | 得票数 | 得票率 |
清田区 | 6,516 | 12.0% | 5,499 | 110.4% | 3,491 | 6.4% |
北海道 | 302,251 | 12.1% | 261,323 | 10.7 | 182,968 | 7.0% |
みんな頑張ったね
後援会が「ごくろうさん会」
花束をうけ後援会員らと喜びをあらわす畠山和也さんと吉岡ひろ子さん=17日、清田区民センター
清田区日本共産党後援会は総選挙の大躍進を受け、17日夜、「みんな大奮闘! ごくろうさん会」を開きました。
悪天の中、候補カーの要員や運行に携わった人たちや宣伝・組織戦で奮闘した人たち40人以上が集まり、おたがいの奮闘をたたえねぎらい合いました。
比例代表で当選した畠山和也さんがあいさつに登場。大きな拍手の中、選挙戦の支援に感謝をのべ、議員として奮闘する決意を表明しました。
3区候補として奮闘した吉岡ひろ子さんも、国政候補としての活動の経験をいかし、安倍政権打倒へ全力を尽くす決意をのべました。
党道常任委員会が総選挙の結果について声明
17日、日本共産党道常任委員会は、選挙結果についての声明を発表しました。
北海道における総選挙の結果について
2014年12月17日 日本共産党道常任委員会
(1)
日本共産党は、比例代表で20議席を獲得し、さらに沖縄1区で赤嶺政賢候補が当選し、21議席へと大躍進を遂げ、衆議院でも議案提案権を持つこととなりました。北海道では、定数8の比例選挙で畠山和也候補が当選し、11年ぶりに衆議院の議席を回復しました。
党北海道委員会の総選挙目標は、「比例代表で38万票(11.1%以上)を獲得し議席を必ず獲得する」こと、小選挙区でも得票を大幅に前進させ、政党間の力関係を変えることにありました。今回、この目標を基本的に達成することができました。
比例選挙の得票は、2000年総選挙以来。14年ぶりに30万票の大台を超え、30万2251票(得票率12.09%)を獲得しました。私たちは、すべての小選挙区に候補者を立ててたたかい、12選挙区中、10選挙区で得票率10%を超えました。全体として、北海道での総選挙の結果は、画期的な躍進を勝ち取ったといえます。
ご支持いただいた有権者のみなさん、厳冬の中、ご奮闘いただいた支持者、後援会員、党員のみなさんに、心からのお礼を申し上げます。
(2)
今回の総選挙で私たちは、「安倍政権の暴走ストップ、日本の政治の5つの転換」「政党助成金廃止」を訴えました。特に、北海道では「TPPからの即時撤退」「泊原発再稼働反対、大間原発建設中止」の問題を強く訴えました。
今回の選挙の大きな特徴は、安倍政権のあらゆる分野での暴走に対して、道民・有権者から「安倍の政治は恐ろしい」「止めてほしい」など、不安と怒り、危機感が大きく広がるなかでのたたかいであったことです。これに対して「批判はするが対案がない」、安倍にすりより、応援するような他の野党との対比で、安倍政権の暴走攻治と正面対決し、国民の立場に立った対案を示し、その実現に向けて「一点共闘」を大切にして粘り強く頑張る、日本共産党への信頼と期待が大きく広がりました。また、「国民の立場でぶれない日本共産党」の党押し出しは、「共産党は嫌いだが、9条を守る砦は共産党」「もう頼りは共産党」と、保守層や無党派の人々に期待と支持を広げました。
今回、わが党に寄せられた票は、こうした道民の切実な願いがこもったものです。与えていただいた衆議院の議席の重みをしっかり受け止め、掲げた公約の実現へ12小選挙区候補者をふくめ、道党組織の持てる知恵と力を総結集して頑張りぬくことを表明します。
(3)
選挙戦を通じて私たちは、「自共対決」を全面にしてたたかってきましたが、選挙の結果は、その対決構図をいっそう鮮明にしました。道内における政党問の力関係に大きな変化が生まれています。前回12年総選挙で日本共産党は、得票18万票で第6党でした。昨年参院選で第5党、今回は得票で30万を超え、第3党の公明党とわずか5200票差の第4党です。札幌市を含めて41市町村で第3党の位置を確立しました。
自民党は、昨年参院選比例の73万票からわずか1万票伸ばしただけで、惨敗した09年総選挙の80万票を下回ったままです。民主党は、13年参院選の40万票から、今回「大地」との選挙協力の反映もあり68万票に伸ばしましたが、09年政権奪取の134万票の半分です(「大地」とあわせると177万票)。第3極は「大地」と「みんなの党」がなくなり、維新の党は12年総選挙比例で33万票を獲得しましたが、今回は24万票に後退しています。
03年以来の「2大政党づくり」の動き、05年からの新党「大地」の存在、さらに「第3極」論などの動きのなかで、日本共産党の前進が阻まれてきました。しかし、負けることなく、全党の粘り強い不屈の努力でそれらを打ち破り、14年ぶりに衆議院の議席を勝ち取りました。心の底から喜び合いたいと思います。
(4)
北海道の党は、これまでの紙・大門両参院議員に加えて、道民の声を代表する畠山和也衆議院議員の議席が加わりました。この議席は、安倍暴走政治を許さない議席、道民の願いを国会に届け、実現する議席です。安倍政権の暴走政治、野望はどれもまだ途上であり、本格的なたたかいはこれからです。党北海道委員会は、国会議員団と力を合わせ、道民の願いに応えるために「一点共闘」をさらに発展させ、「共産党がのびてよかった」と評価されるよう、知恵と力を結集して頑張りぬきます。
4か月後にはいっせい地方選挙がせまっています。総選挙での躍進を力にして、日本共産党の〝第3の躍進〟の流れをさらに大きく発展させる選挙にするために全力を尽くします。そのためにも、引き続き、党員拡大を根幹にすえた党勢拡大運動、党勢の倍加と世代的継承、党の質的強化に向けていっそう努力を強めます。
畠山和也当選を大きな励みに、いまこそ強く、大きな頼りになる党の建設へ、新たな決意を持って踏み出します。
以上