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日本共産党
清田区市政相談室
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

「アメノミクス」

札幌市議団との政府交渉が8月29日行われ参加しました。

5月に介護施設で働く方から「30代の男性職員が数日まえに倒れました。賃金が安いために夜勤を沢山しているんです」というお話を伺いました。

介護の職場は賃金の低さや超過勤務など、大変な実態で、人手不足は慢性化しています。

若い男性が一生の仕事として働きたくても、将来を考えると、退職せざるをえない状況があります。

このことを政府交渉で取り上げ「公費による職員の賃金引き上げ」を求めてきました。

私の担当のもう一つの要望項目は「生活保護の削減中止、拡充を求める」でした。

生活保護を受けている方の生の声を届けようと、勇んで行ったのですが、文書回答だけで厚労省の担当官は現れませんでした。

「生活保護を受けたら病院にばんばんかかれるんでしょ?」という心ない中傷のために、具合が悪くても病院に行けない…。兄弟のお見舞いや、楽しみにしていたふるさとへのお墓参りも、なかなか行けないつらさも、遠慮がちに話すAさんの思いを、一言も伝えることができませんでした。

参議院会館の地下食堂で昼食をとり、コンビニに行くと国会グッズがいろいろありましたが、「アベノミクス」ならぬ3種類の飴(あめ)、「アメノミクス」を買ってきました。

袋には「2%増量」の文字と、ニッコリ笑顔の安部首相らしき顔――食べるたびに歯茎に力が入ります。

(09月03日記)

「清田区新聞」14年09月07日付より