Since 2007/03/08
「赤旗」読者のKさんのお話に衝撃を受けました。
Kさんは52才、会社の管理職でした。
パートさんをやめさせるための気の重い出張から札幌に戻る途中、脳梗塞で倒れました。
1年のうち休みは5日ほど。
「Kさんが食事を座って食べているのを見たことがない」と同じ職場の方が話していたといいます。
労災を申請したKさんにたいし、会社はご家族をだまし、申請取り下げを行いましたが、労働組合の力をかりて労災を適用させることができました。
Kさんはもちろん、奥さんも、夫さんの会社をブラック企業だとは夢にも思っていませんでした――「主人は会社にマインドコントロールされていたと思う」と奥さん。
左半身が不自由になりましたが、一命をとりとめたKさんは、働けるようになるまでリハビリを頑張ると話しています。
昔は労働者を「使い捨て」といいましたが、今の社会は「使いつぶし」です。
“ブラック企業”はKさんの職場だけではありませんし、人ごとでもありません。
福祉で働くある方は「福祉はみんなブラック企業だと言ってもいい」と、確かめるようにうなづきながら話してくれました。
共産党の札幌市議団が「ブラック企業アンケート」に取り組んでいます。
今一度、身近な家族や知人の職場や働き方について話し合ってみませんか?
(08月27日記)
「清田区新聞」14年08月31日付より