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27日、「JR北海道、何が問題で何を解決したらいいのか」――共産党北海道委員会主催の緊急シンポジウムに参加しました。
紙とも子参議院議員らシンポジストとともに、現場労働者など会場からの発言も衝撃的でした。
相次ぐ車両火災や脱線事故・トラブル続きのJR北海道。
なぜこんなにひどい状況になってしまったのか?
国は「JR北海道に改善の指導をする」といいますが、本当にそれだけでいいのか?という疑問はぬぐえません。
JR北海道は、26年前、国鉄の分割・民営化のもと、全国で唯一赤字経営の中で、スタートしました。
社員は1万3千人から7千人に激減し、働き盛りの40代が550人と社員全体ではわずか7.7%で技術の継承がされていない実態です。
国鉄時代は、2年間の新人研修だったのが、今はわずか3カ月で職場に配置されます。
また現在JR北海道は不動産・ホテル・JRタワーなどに力を入れ、本家本元の鉄道事業はなおざりにされている経営方針も問題です。
広大な北海道、積雪地帯という特殊な条件のある北海道には、国は口だけでなくて、お金をちゃんとだすことが必要です。
経済効率優先にひた走り、「安全性」を忘れた「つけ」であることを、戒めなければならないと思います。
(10月30日記)
「清田区新聞」13年11月03日付より