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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

怪獣がやってきた

先週から今週にかけて、二男家族がひと月遅れの夏休みで帰省をしました。

夫と新千歳空港に迎えに行きました。

国内線の到着ロビーで30分程待ったでしょうか――羽田からの10時着便の乗客がゾロゾロと姿を現し、大きな荷物とそれぞれが子どもを一人づつだっこした二男夫婦が手を振っている姿がみえました。

迎えに行った足で北広島市の実家に寄りました。

畑でとれたとうきびや枝豆と、ザンギ、豚汁など、姉の心遣いが伝わるごちそうを囲み、母(92歳)を含む9人で昼食を取りました。

人見知りの2匹の猫は、2人の怪獣の到来で避難したようです。

二男の子どもは生後8カ月の一卵性双生児の男の子です。

半年ぶりに会った孫は、「寝返り」から「ハイハイ」に、おっぱいとミルクだけから離乳食も食べるようになり、まあるい瞳は時にらんらんと輝き、時に大粒の涙を流し、うんちのおむつを取り替えるときには、体をくねらせ大泣きで抵抗し、感情のままに生き、そして成長をしていました。

台風の影響で、1日長く双子の怪獣たちと生活を楽しませて貰いました。

(09月18日記)

「清田区新聞」13年09月22日付より