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日本共産党
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吉岡ひろ子のエッセイ「お元気ですか」

樹芸センター「水琴窟」

きのうは、新婦人の絵手紙火曜コースでした。

いつもより早めに切り上げて、新婦人事務所から歩いて10分ほどにある、平岡のA食堂に移動してお昼ご飯をいただきました。

私は、一度Tさんの食堂のおふくろの味を、と思っていたのですがなかなか行く機会がなく、火曜コースの仲間が今回一緒に行ってくれ実現しました。

Tさんは木曜コースの絵手紙の最高齢の82歳ですが、長いこと切り盛りしてきたのがA食堂で、今は息子さんが経営と調理をしています

7人それぞれお好みで、わたしはチャーハンと塩ラーメンのAランチを注文。シンプルだけどスープがおいしいラーメンでした。

わいわいと楽しく食べT食堂をあとにして、次は藤の花が盛りの平岡樹芸センターにまた移動。

つつじや山吹、桜の花々、緑の葉に白いペンキを落としたようなマタタビの木などに目を奪われるようにして散策し、源氏の君を思い起こすような薫り高い藤の花のもとで記念撮影をしました。

園内にはことし開設の「水琴窟」がありました。

水琴窟は、江戸時代初めの茶道家が18歳の時に庭園の設備として造ったのが始まりだといわれています。

散策路脇に水の入った手水鉢と木杓子があって、敷き詰められた丸い石に水をかけると、琴の音色のような、コロンという澄んだかすかな反響音が聞こえるのです。

この時ばかりは口を閉じ、静的で深みのある地中からの音に耳を澄ませた7人でした。

(6月6日記)

「清田区新聞」12年06月10日付より