Since 2007/03/08
15日の夕方、ご近所に原発ゼロの署名をお願いに行ったときのことです。
子どもの頃から知っているお母さんのYさんと話していると、小学3年の坊やが現われて、話を聞くともなくお母さんの傍らにたっていました。
そのうち飽きてきたのか、もぞもぞ動きだしとうとう床に寝そべって、足を上げたり下ろしたりし始めました。
大人があの子と同じことをしたら――と想像し一人で思い出し笑いをしたところです。
「うー、とても真似はできない。子どもはやっぱりすごいなあ」と脱帽です。
彼の冬休みの自由研究は「一日お母さん体験記」だそうです。
「難しかった?」と聞くと、また体をクネクネさせて「ウーウン」と首を左右に振りました。
Yさんは「私、恥ずかしいけれど、事故がおこるまで、原発が54基もあるなんて知らなかった」と言って、署名をしてくれました。
私は4人の子ども達と小学生の時、交換日記を交わしました。
娘が1年の時の日記。
「わたしはきゅうしょくがすきです。とくにぶどうパンが大すきです。なぜかというと、それはおいしいからです」
読んで何度も吹き出しましたがこれは究極の真実です。
「日本は原発をやめました。なぜかというと、それは危ないからです――」
真実を現実にするのは大人の責務ではないでしょうか。
(1月18日記)
「清田区新聞」12年01月22日付より