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21日の午前、「国民健康保険料の大幅引き下げを求める請願」が厚生委員会で審議され、傍聴してきました。
「今まで役所と話し合って支払ってきたけれど、夫が解雇されて4月からは年金だけの生活。保険証いらないから払わないとは言わないが、そう言いたいくらい国保料は高い。通知が届く6月が不安でたまらない」と北区の女性が、胸を詰まらせて訴えました。
1時間足らずの審議のあと、慣例では採決をしないで終了するのですが、共産党の伊藤りち子議員(白石区)が採決を求め、その結果、請願に賛成したのは伊藤りち子議員ただひとり。
他は全員「継続審議」です。「継続審議」といっても4月の任期満了になれば、「廃案」になるというものです。
札幌市は、来年度新たに「債権管理係長」を新設し国保料の取り立てを強化する方向です。「債権管理」といえば聞こえはいいですが、その中身は別名「差し押さえ係長」ではないかと誰しもが認めるところです。
上田市長も菅首相も市の担当部長も認める国保料の高さ。
収入300万で子ども2人の4人家族で45万6500円の国保料を、本気で安くする気があるのは共産党だけだとこの目で確かめてきました。
「1世帯1万円の引き下げ」――この願いは待ったなしです。
(2月23日記)
「清田区新聞」11年02月27日付より