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終戦記念日の15日、札幌中心街で「さっぽろ平和行動」が取り組まれました。
パルコ前では約70人が「赤紙(戦前の召集令状の写し)」を片面に印刷したビラを買い物客らに配りました。
平和・民主団体の代表らがリレートーク。弁護士の神保大地さんは「憲法9条があったから65年間、戦争しなくてすみました。しかし、いま戦争反対のビラを配るだけで逮捕され刑務所に送られる事態も起きています」と憲法を守ることの重要性を訴えました。
北海道母親連絡会の寺崎ひとみさんは「30年間、太平洋開戦の日の12月8日と年2回続けてきました。今年はマスコミの報道も反戦の立場からのものが多く、変化を感じます」と話していました。
15日、札幌市電を借り切り「平和号」が札幌中心街を走りました。電車には「核も基地もない地球を」「核兵器のない平和な21世紀を」と書かれた横断幕がはられ市民にアピールしました。
午後0時2分、約50人が乗り込んで4丁目プラザ前を発車、車内には「折り鶴」などのさわやかな歌声が響きました。
第2回「元気まつり」の準備が進んでいます。
今回は、火気が使える屋外を利用した「出店」も充実させ、専門家を招いた「介護相談」などのお役立ちコーナーも新設されます。舞台や体験コーナーも充実。前回同様、「私の作品コーナー」で展示する写真、絵画、手芸品などの募集もしています。自慢の作品をぜひお寄せください。
と き
9月23日(秋分の日)11時〜15時
ところ
真栄地区会館(真栄2条2丁目・厚別滝野公園通沿い)
「まつり」実行委員長の田中秀夫日本共産党清田区後援会長は「楽しい催しがいっぱいです。ご家族ぐるみで多数ご参加ください」と呼びかけています。
清田区革新懇(河原亜雄事務局長)はヒロシマデー、ナガサキデーと終戦記念日に「連続平和行動」として国道36号線沿いの西友清田店前で宣伝署名行動に取り組みました。
この間、札幌は酷暑に見舞われ、暑さに耐えながらの行動でしたが、「核兵器も戦争もない21世紀を」「核兵器廃絶への被爆国としての『道義的責任』をいいながら『抑止力』にしがみつく日本政府は恥ずかしい」「再び戦争のおろかさを繰り返してはならない」と心の限り訴えました。
多くの買い物客が足を止め、署名に応じていました。
清田区革新懇は、8月の行動の締めくくりとして、29日午後1時30分より清田区民センターで「原水禁世界大会清田区報告会」を開催するとして、多くの区民の参加を呼びかけています。
終戦記念日の15日、日本共産党は各地で街頭宣伝に取り組み「核兵器と戦争をなくそう」と訴えました。
清田区内では党清田区市政相談室長の吉岡ひろ子市議候補が同日午前、区内各所で街頭宣伝に臨みました。
吉岡氏は「武力には武力では世界に平和は訪れません。いまこそ9条を持つ国として外交で平和の秩序をつくる努力をするときです」と力を込めました。
2010年原水禁大会に参加した池田博さんの報告を紹介します。
4日から開催された原水爆禁止2010年世界大会―広島大会には、全国から 8千人を超える参加者、北海道から164名、豊平区と南区からは6名(内小学生1人)が参加、広島は例年よりも猛暑が続く中、全員元気に任務を果たしてきました。
今年の大会の最大の特徴は、昨年のオバマ米大統領のプラハ演説、今年5月のNPT再検討会議を経て、今年の広島市の平和祈念式典には潘基文・国連事務総長はじめルース米駐日大使、核大国のフランスとイギリスからも初参加するなど、「核兵器のない世界」めざす流れが大きく前進するなかで開かれ、歴史に刻まれる世界大会になったことです。
もう一つの特徴は、核兵器廃絶にとって「核抑止力」論は最大の障害だということが浮き彫りになり、これを打ち破る重要性が語られた大会でした。
この点では菅首相が「核抑止力は必要」と述べ、「核兵器のない世界」を望む世論に逆行し、世界で唯一の被爆国の首相とは思えない発言に怒りを覚え、真に核兵器廃絶を掲げる政府を早く実現しなければと思いました。 大会参加者の6割が若い世代からの参加に、確かな日本の明日を実感し、私自身も頑張る決意をしました。
猛暑の広島で夏バテになりながらも、少しも痩せなかったことを嘆いております。
猛暑の8月だが、それでも朝夕の風は、確実に秋の気配を強めている。二学期も始まった▼原水爆禁止世界大会、ヒロシマ・ナガサキ、終戦の日へと、戦争と平和の問題に関心が高まる8月。米英仏の代表が初めて広島の式典に参加するなど、話題も多かった▼なかでもパン・ギムン国連事務総長の言行は圧巻だった。訪日前の会見や広島・長崎で「期限を決めて核兵器廃絶を」と呼びかけ、世界大会へ熱い連帯のメッセージを寄せたパン事務総長▼その広島で、こともあろうに「核抑止力は必要」と公言した日本の首相との、政治家としての質の違いを見せつけられた。(倉)
「清田区新聞」10年08月22日付より