Since 2007/03/08
3日、“怒りの内裏びな”を先頭に、70人の女性たちが札幌中心街をパレードしました。新日本婦人の会道本部、道労連女性部など五つの女性団体がつくる「自衛隊の海外派兵反対！ 憲法の平和原則を守る道女性連絡会」が湾岸戦争が始まった1991年から毎年続けている「3・3ひなまつり行動」です。
ひなまつり行動参加者と岡ちはる氏（左から3人目)＝3日出発点の大通公園では「ストップ貧困と格差 守ろう憲法9条・生かそう25条」のビラとひなあられを配布、新婦人札幌南支部の河村さんと札幌中部民主商工会婦人部長の酒井さんが「自民・公明政治はもううんざり。地球温暖化対策、核兵器廃絶は待ったなし。平和で安心の社会を」「消費税増税は許せない。営業と暮らしを壊す政治はごめんです」と訴えました。
日本共産党の岡ちはる比例候補もかけつけパレードに参加、「命と暮らし、雇用を守れ」とアピールしました
「札幌市議の費用弁償は違法」とした札幌高裁の判決について、日本共産党札幌市議団は2月25日、上田文雄市長に対し上告しないよう申し入れました。
市議が議会に出席した際に支払われる日額1万円の費用弁償は違法だとして、市内の主婦が上田市長を相手どり、返還を市議に請求するよう求めた裁判で、札幌高裁が20日、訴えを退けた一審の地裁判決を変更し、必要費用の約３倍の日額が一律に支払われており違法として06年６月から07年５月までの額を当時の市議に請求するよう市長に命じました。
党市議団は「費用弁償は廃止または自宅から議会への公共交通の実費分に削減」とくり返し提案、市議会は07年9月、費用弁償制度を廃止しました。
宮川潤幹事長は高裁判決は党市議団の提案にも市民感情にも沿うものだとして「市民感情にこたえるには上告しないことだ」と強く求めました。
札幌市議会は２月25日の本会議で、「タクシー事業の規制緩和政策の抜本的見直しを求める意見書」を全会一致で可決しました。
通常、意見書は定例会の最終日に採択されますが、ＭＫタクシーの事業許可申請に対する運輸局の許可手続きの期日が迫っていることからこの日提出され可決されたものです。
この日議案19件が採択されましたが、日本共産党の坂本恭子議員が討論に立ち、ごみステーションに出されたアルミ缶の抜き取りを禁止し20万円の罰金を科する「札幌市廃棄物の減量及び処理に関する条例の一部を改正する条例」と大学院の授業料を年53万５８００円に定める「公立大学札幌市立大学が定める料金の上限の認可に関する件」に反対しました。
日本共産党の伊藤りち子議員は2月26日の予算特別委員会で市営住宅の修繕について、市がこの数年間、市営住宅の修繕で計画の約3割を積み残してきたため、3050戸分の配水管改修や3098戸分の電気機器取替えが行われず、外壁塗装や屋根などの改修もあわせて720戸分が残されていると指摘、今年度の市営住宅改修計画をただしました。
市は担当者を置いて対応していると答えるにとどまりましたが、伊藤氏は「計画修繕予算が10年で8割も減っている」と指摘、修繕を100％実施できる予算を計上するよう要求、市民の市営住宅増設の声を紹介し、「計画修繕や市営住宅の増設は市民の要望にこたえるとともに、厳しい経営のなかで大変な思いでいる地元業者を支えるものだ」と強調しました。
07年3月来日講演していただいたアレンネルソンさんが病に倒れた▼「多発性骨髄腫」と診断され軍人病院に入院。「アレンは平静」「快癒を祈って一日一日を受け止めるのみ」とはつれあいのアネッタさんの言葉▼米国の医療費は極めて高額。通訳をしていただいた景山あさ子さん、山本牧師らが治療費支援を呼びかけた▼清田区の五つの九条の会も急きょ2月6日から支援募金の活動を開始。20日程の取り組みで清田区として10万円を超える浄財が集まり25日にクリスチャンセンターの山本牧師に届けた。全国的には400万円を超える浄財を送金済みとのこと▼派遣村に短期間で全国から多額の募金が寄せられたことと重ね合わせ「まだまだ捨てたものじゃない」。アレンさんの快癒を祈りつつそう思った。（河）
「清田区新聞」09年03月08日付より
