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清田区革新懇は9日、定例の「9の日行動」として、西友清田店前で宣伝・署名行動を行ない、10人が参加しました。(写真)
新婦人清田支部の小林平和部長は「8日は太平洋戦争開始の日。母親連絡会として札幌中心街で『赤紙』を配布し平和を訴えた」と紹介、「核兵器廃絶署名と平和憲法守る署名にご協力を」と呼びかけ、「母親は平和を守りぬく」と決意を述べました。
日本共産党の吉岡ひろ子清田区市政相談室長は「戦後日本は侵略戦争の反省から出発した」と述べ、「田母神前空幕長の違憲発言など歴史の偽造と『戦争する自衛隊』づくりのくわだてを打ち破ろう」と呼びかけました。
清田区革新懇松崎事務局員は「世界的にも有名な大企業が非正規労働者を不当・違法な『派遣切り』などで寒空に放り出そうとしている」と告発、大量首切り、中小企業つぶしとたたかおうと訴え、「臨時国会終盤に新テロ特措法の延長、緊急機能強化法など悪法阻止の運動強める」と決意を述べました。
人通りは少なかったものの、グループで買い物に訪れた女性たちが「腹の立つことばかり。がんばって」と集団で署名に応じるなど、短時間で16筆の署名が集まりました。
清田区革新懇に加盟する団体などが、大企業が、景気悪化を口実に非正規労働者の大量首切りを進めていることや、年の瀬を控えた中小企業が「貸しはがし」などで倒産の危機に瀕していること、後期高齢者医療など福祉切捨てを進めながら消費税増税を画策していることなどに「怒りの声をあげよう」と12月22日午後1時半から西友前で「怒りの宣伝行動」を計画し、参加を呼びかけています。
日本共産党北海道委員会は3日、2011年のいっせい地方選挙・札幌市議会議員選挙について、現職以外の候補者(第一次分)を発表しました。
記者会見で青山慶二書記長は「札幌市全区と東区の複数当選で1999年に獲得したこれまで最高の11議席をめざす」と述べ、5人の候補者を紹介しました。
清田区からの候補者として紹介された吉岡ひろ子党清田区市政相談室長は、「女性団体での活動の経験を生かし、議席の獲得で区民の要求をくみあげていきたい」と決意を述べました。
候補者は、小形かおり(43歳・中央区・党中央地区委員)、田中けいすけ(36歳・西区・党西区くらし福祉対策委員長)、太田秀子(51歳・東区・党東区くらし・教育対策委員長)池田ゆみ(47歳・豊平区・党豊平区市政相談室長)、吉岡ひろ子(57歳・清田区・党清田区市政相談室長)の5氏です。
日本共産党の村上仁市議は5日、第4回定例札幌市議会本会議で代表質問を行い、上田文雄市長の政治姿勢や市政の諸問題で市をただしました。
村上氏は、苦しい経営が強いられている中小企業に、銀行が融資の審査基準を引き上げ、貸し渋りや貸しはがしが横行し、帝国データバンクの集計でも、市内の本年度上期の倒産件数は昨年を上回っている事態を指摘し、「業者支援をしっかりと行い、年末資金繰りや運転資金貸付枠の拡大、相談体制の充実をはかるべき」と迫りました。
上田市長は、大変厳しい状況と認識しているとし、「体制の拡充をはかり、『原油・原材料価格高騰緊急対策おうえん資金』の取り扱いを開始したので資金需要に対応していく」と答えました。
村上氏は、中小企業への公共事業発注について、「学校耐震化補強工事や公共施設の改修、内装工事、市営住宅の計画修繕、河川工事の冬場の仕事確保を積極的にはかるべき」と求めましたが、上田市長は「国会での追加経済対策を見極めたうえで実施を検討」と消極的な姿勢に終始しました。
派遣労働者の契約解除、雇い止めと解雇が続発する問題について、村上氏は「労働契約法違反が起きていないのか、道労働局と連携し、実態調査をして経済団体に非正規労働者の雇用継続を働きかけるべき」と求めました。
上田市長は市が9月に労働関係法令の順守や非正規労働者の安定雇用で市内の経済団体に文書で要請したと述べ、「関係機関とも緊密に情報交換し実態把握に努め、雇用確保について再度要請していく」と答えました。
「増税(消費税)してもいいから必要な施策をやってくれ、という状況になるまで、歳出は徹底的にカットしないといけない」と、小泉構造改革路線でカットし続けられた社会保障費▼ここに来て与党内からも「2200億円削減」の見直し論議が出始めた。障害者自立支援法や失業給付の再検討の動きもある▼一方で構造改革路線による規制緩和万能論の破綻も明確になり、タクシー規制強化や労働者派遣法見直し論も出ている▼社会保障費削減にも規制緩和万能にも、最初から一貫して反対してきたのは共産党のみ。金融危機が国民の生活を脅かしている今、小手先の見直しでなく、小泉構造改革からの抜本的転換が必要だ。(岩)
「清田区新聞」08年12月14日付より